心の中で握ります──開店初日に閉店した夢
よしひろさんのフォロワーさん1,000人記念企画に、お祝いの気持ちも込めて参加します!🥂
テーマは『夢』
わたしの小さな頃の
"ある日" の夢。
今ではすっかり懐かしい笑い話なのですが、
私の中では、
案外、大切な"夢"だったのかもしれません。
° ° ° ° ° ° ° ° ° ° ° ° °
5歳上の姉がいます。
私が小学校へ上がる前、
姉は高学年くらい。
姉は時々、お友達と
自分の部屋で喫茶店を開いていました。
その名も、
『プチ・リリック』。
天窓付きの洋室に、
可愛い布をかけたテーブル。
ヨーロピアンなカップ&ソーサー。
ロマンチックなお菓子皿。
"ごっこ"であっても、そこには、
当時幼い私には
“オシャレなお姉さんの世界”
そのものが広がっていました。

私は基本、
ひとりで黙々と遊ぶのが好きな
ちょっとマニアックな子供でしたが、
隣の部屋で開かれる
その「プチ・リリック」には、
どうしても行ってみたかった。
でも、
5歳下の妹なんて、
まあ鬱陶しいですよね。笑
姉は渋々、
一度だけ招待してくれましたが、
仲間入りはできませんでした。
そこで私は思ったのです。
――そうだ、
自分で店を開こう!
(「そうだ、京都行こう」
みたいなテンションで。)
ただし、
姉の真似ではいけない。
そこには、
幼いながらのプロデューサー魂がありました。
姉の部屋は洋室。
でも、
私の部屋は渋い和室。
和室……
和……
おにぎりだ!!
そんな流れで、
私のお店は
“おにぎり屋さん”に決まりました。
商品の仕入れ先は、
もちろん母です。
キッチンに立つ母を急かしながら、
「お漬物も付けて!」
などと、
なかなか要求の多い店主だった気がします。
竹の皮に包むような風情までは
辿り着けませんでしたが、
紅茶に対抗して麦茶をセットに、と…
なんとか商品は完成。
そして、
店名だけは、
なぜか迷いがありませんでした。
『まごころ』
今思えば、
ずいぶん直球。笑
でも不思議と、
私は子供の頃から
「真心」という言葉が好きでした。
誰に教わったのかも、
なぜ惹かれたのかも覚えていません。
ただ、
胸の奥に、
その言葉が "小さな光の玉" の様に
ずっと住んでいた気がします。
さて、
"超"が付くほど人見知りだった私が
満を持して開店した
おにぎり屋「まごころ」ですが、
オシャレ女子たちの心を掴む
マーケティング力も、
ブランディング戦略も足りず――
「おにぎり屋まごころ、
本日開店で~す!」
という私の声は、
虚しく和室に響き渡り、
開店初日にして、閉店。笑
結局私は、
半べそをかきながら、
茶の間で母とおにぎりを食べました。
° ° ° ° ° ° ° ° ° °
でも、
今思うのです。
あの頃の私が
本当にやりたかったことは、
おにぎりを売ることではなく、
“真心を込めて、
人を迎えること”
だったのかもしれないな、と。
小さな夢は、
形そのものは叶わなくても、
その核心だけは、
自分の中で生き続ける──
それは伏流水のように、
人生の底を静かに流れ続け、
いつか別の形で地上へと湧き出す。
現在の私は、
おにぎり屋さんではありませんが、
仕事においても、日々の営みにおいても、
私の根底にあるのはやはり、
あの日の
無骨な「まごころ」なのかもしれない。
今日も私は、
心の中でそっと握っています

お漬物と麦茶付きです⭐︎◡̈⭐︎🍵
enyo*
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#企画かくカク書く企画
よしひろさん、楽しい企画をありがとうございます♪
読んでくださった方には、ちょっとほっこりしていただけたら嬉しいです🍙💕
【追記】
なんと!
こちらの企画で賞とチップをいただきました🙌
行動力が凄いで賞🏆
よしひろさんの"まごころ"
ありがたく頂戴いたしました💖✨
〜〜〜☆*:.。. Special Thanks .。.:*☆〜〜〜
マガジンへの追加していただき
幻に終わった『まごころ』が報われました🌈
🌷With deepest gratitude🌷

