『Elin』に手を出すと人生が破壊される
ゲームで時間を滂沱に溶かすことは社会人という呪いの枷をはめられるに連れ難しくなってきてしまう。労働という気力を根こそぎ奪われる無為な時間を過ごすことを強制され、家に帰っても仕事に追い落とされないため資格の勉強などをする。自由時間という概念はどんどんと剥ぎ取られ、我々は社会的動物になっていく。
と思っていた。いや、実際そうなのだけども、それを無理やりぶち壊してくるゲームに今人生を破壊されている。助けてほしい。
『Elin』である。
言わずとしれた『Elona』というゲームの続編であり、わざわざ紹介するまでもなく有名なのだが、そしてこれを本紹介としたくないほどにすごすぎるゲームなのでいずれきちんと記事に書き起こそうと思うのだが、しかし凄い。
昨今、ボリュームの有るゲームは若干敬遠されがちな傾向に在る気がする。前述の理由だ。インディーズなどで、短く濃厚な体験を得られるゲームが多く覇権をとっている。
しかしながらボリュームが有るにしても延々と遊び続けられるタイプであれば未だ攻勢の兆しを見せている。要はスローライフであったりシミレーションであったり。ローグライクなどもそうか。
Elinはこの権化のようなゲームである。
スローライフが在る。ローグライクが在る。ダンジョン探索があり経営がありロールプレイが在る、そしてドットのゲームである。
そしてこの要素全てが良い意味で『雑』である。どれをやってもよく、どれをやらずともよい。
その時の気分に合わせてやりたいことをやっていい。これほど徹底的に、適当にやっていいゲームも中々珍しい。
こうしてゲームに没頭していると、忘れかけた何かを思い出す。実益に繋がらないことに没頭する快楽。
社会人とは全てが実益に繋がってしまう悲しい生き物だ。だから優先的に実益に繋がらないものは排除されていくし、これまで趣味であったものが配信などで実益にすることができてしまう。
その中で、一人孤独にゲームをやること。このムダこそ、人生そのものであることを思い出す。
