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通知表廃止より先に知ってほしい。「評価規準」と「評価基準」の違い。

✏️教育実践シリーズ

知っておきたい情報、明日から使える実践例などを紹介しているシリーズです。その他はマガジンから読めます。

おはようございます。こんにちは。こんばんは。
3児の父×元・中学校教員→現・支援学校教員のケロッピです。

たくさんの中から、わざわざこのnoteを選んでくださりありがとうございます。

第一章では、
中学校教員時代の失敗談

第二章では、
中学校教員をやめてから人生どうなったか

などを載せています。良かったらぜひ♪

第三章では、
これまで実践してきた、教育現場、家族のこと、人との付き合い方などについて書いていきたいと思います。

記念すべき①は、
評価規準評価基準についてです↓

気になるところから読んでいただいて構いません。所要時間は3分程度です。



1.はじめに

つい先日、通知表廃止のことでXでもかなり炎上していましたね。

その方々のポストを拝見していると、持論が目立ち、根本から理解されてるのかな⁇と疑問を抱くことがあったので、触れていきたいと思います。

ボク自身、一般の中学校に務めていた際、学力主担を務めており、指導と評価の一体化に向けて、先生方に授業の作り方から、単元を貫く問いの立て方など発信していた経験がありましたので。


「評価規準」と「評価基準」。


教育現場では当たり前のように使われている言葉ですが、この二つの違いを説明してくださいと言われると、意外と悩んでしまう先生も少なくありません。

実際、SNSでも「評価基準」(もとじゅん)という言葉が、本来は「評価規準」(のりじゅん)の意味で使われている投稿を見かけることがあります。

どちらも似た言葉なので混同されやすいのですが、意味はまったく違います。

今回は、この二つの違いをできるだけわかりやすくお伝えしたいと思います。

・学習指導要領ではどう考えられているの?


学習指導要領では、子どもたちが身に付ける資質・能力を育てることが重視されています。

そのため、先生は単に「できた・できなかった」を見るのではなく、

どのような力が身に付いたのか


を見取ることが求められています。

そこで出てくるのが、

評価規準と評価基準です。

難しく聞こえますが、考え方はとてもシンプルです。

・評価規準(のりじゅん)とは?


評価規準とは、

何を評価するのか


を表したものです。

つまり、

子どもたちに、どんな力を身に付けてほしいのか。

という先生側の願いでもあります。



・評価基準(もとじゅん)とは?


一方で評価基準とは、

どこまでできれば、その評価になるのか


という判断の目安です。

たとえば、

・Aになる姿

・Bになる姿

・Cになる姿


など、評価を分ける境目を示したものになります。

つまり、

評価規準(のりじゅん)→”見る内容”なら、

評価基準(もとじゅん)→”評価を分けるライン

なのです。






2.小学校英語で考えてみよう


例えば、小学校外国語で

自己紹介をしよう

という単元があったとします。

ここで勘違いしやすいのが、

❌「自己紹介ができること」が
        評価規準(のりじゅん)だ

と思ってしまうことです。

実はそうではありません。


先生が本当に見たいのは、

自己紹介という活動を通して、どんな力が身に付いたか。


だからです。


・①評価規準を作ろう

では評価規準から考えていきましょう。

自己紹介をしよう」は単元名となり、これは国で定められたものです。なのでこの単元を作り変えることはできません。(組みかえることは可)

学びのバックワードデザイン


では、教員は何をするかと言うと「評価規準」を作ることが求められます。↓

・自分の名前や好きなものを英語で伝えようとしている。

・相手の話を聞き、反応しながらコミュニケーションを取ろうとしている。

・学習した表現を使って、自分のことを伝えている。


などになります。


つまり、

自己紹介」は目的ではなく、

子どもの力を育てるための活動


なのです。


・②評価基準を作ろう

評価規準(のりじゅん)ができたら、次は評価基準(もとじゅん)です。

基準(もとじゅん)とは、つまりその規準(のりじゅん)をどの程度満たしているかを判断します。

例えば、

A:学習した表現を使い、自信をもって相手とやり取りができている。

B:学習した表現を使いながら、自分のことを伝えることができている。

C:支援や助言を受けながら、自分のことを伝えようとしている。

このように、

評価規準(のりじゅん)は変わりません。

変わるのは、

どこまでできれば、その評価になるのか。


という判断のラインです。これを児童・生徒にきちんと伝えなければいけません。

むしろ伝えることで、学習意欲の向上にもつながります。←これについては、今後紹介していく予定です。


・保護者の皆さんにも知ってほしいこと


通知表を見ると、
どうしてこの評価なんだろう?
と思うことがあるかもしれません。

でも学校では、

「できた」「できなかった」「テストで何点だった」

だけで評価しているわけではありません。


子どもがどのように考え、

どのように挑戦し、

どのように成長したのか。


その過程も大切にしながら評価しています。

だからこそ、

通知表の一つひとつには、

先生が日々積み重ねてきた子どもの姿が詰まっています。






3.さいごに


「評価規準」と「評価基準」。

たった漢字一文字違いですが、

意味は大きく異なります。
(違いはわかりました⁇よね⁇)



もう一度言っちゃう。


評価規準(のりじゅん)は、

何を評価するのか


評価基準(もとじゅん)は、

どこまでできれば、その評価になるのか。


この違いを理解するだけで、





通知表の見え方も、

評価の付け方も、

授業づくりも、

子どもの成長の捉え方も、

子どもの学習意欲も、

少し変わるかもしれません。


もしこの記事が、

先生方の日々の実践や、保護者の皆さんの理解につながれば、とても嬉しく思います♪


また読んでいただいた中で間違った箇所や疑問点、また他の知りたいことなどあればコメントでどんどん教えてください。よろしくお願いします。

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