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私たちは、かつて「居残り練習」のプロだった。―あの頃の貪欲さを、今の武器に翻訳する

2026年1月23日、19:00。
そして今、PCを切り替え、私は「翻訳家」としての活動を開始します。

昼間の私は、カーボンニュートラル実現に向けたスタートアップ企業の営業マネージャーとして活動しています。金曜日の夜。

今日は、私たちがいつの間にか忘れてしまった「努力の正体」についてお話しします。

1. 「学生と社会人は別物」という呪縛

私たちは社会に出る際、決まってこう言われます。「学生気分は捨てろ」「学生と社会人は違うんだ」と。

確かに役割は違います。しかし、その言葉が、私たちがかつて持っていた「純粋に成長を求める力」や「目標のために泥臭く努力する姿勢」までをも、過去の遺物として切り捨てさせてしまっている気がしてなりません。

広い視野を持ち、学び、成長することに貪欲だった人ほど、いざ社会という箱に飛び込むと、その「別物扱い」に苦しみ、本来の輝きを失っていく。そんな光景を、私は何度も見てきました。

2. 私たちはかつて、努力の「プロ」だった

よく思い出してみてください。 志望校に合格するために、学校が終われば塾へ通い、深夜まで机に向かう。部活でレギュラーを勝ち取るために、誰に言われるでもなく居残り練習を繰り返す。

かつての私たちは、「居残り練習」のプロであり、「誰よりも貪欲に目標達成したい」と願い、「純粋に成長したい」と思うプロでした。

「用意された環境」に甘んじることなく、自ら負荷をかけ、成功体験を掴み取ってきた。そんな素晴らしい経験が、今のメンバー一人ひとりの中にも必ず眠っています。

それなのに、なぜ会社に入ると、その挑戦の火が消えてしまうのでしょうか。 理由はシンプルです。周囲の先輩たちが、そんな動きをしていないからです。挑戦しないことが「当たり前」の環境に身を置くうちに、彼らは「ここではあの努力は必要ないんだ」と、無意識に自分にブレーキをかけてしまうのです。

3. 「できるのに、やらない」を「翻訳」で変える

私は、この状況を「もったいない」の一言で片付けたくありません。 彼らは「できない」のではありません。「やり方」や「繋げ方」を忘れているだけなのです。

私がメンバーと対話をする際、学生時代の部活や受験の話を深掘りするのは、その「努力のロジック」を今の仕事に再接続させるためです。

  • 「居残り練習」の熱量:あらゆる場面を想定し尽くす癖として、また今の営業現場での「徹底した事前準備」というロジックに変換する

  • 「塾通い」の探究心:塾で磨いた、難問を解法のパターンに当てはめる力として、顧客の深い課題を解き明かすための武器に変換する

過去の成功体験を、今のビジネスの文脈へと「翻訳」し、融合させる。 精神論ではなく、「あの時やっていたことは、今のこれと同じなんだ」という論理的な接続。それによって、彼らの中に再び火が灯り、自らの価値を再発見していくプロセスに並走します。

4. 翻訳家として、挑戦を「当たり前」にする

私が取り組んでいるのは、単なる営業改革ではありません。 一人ひとりが持っている「努力できる才能」を信じ、それを組織の力へと変えていくこと。かつての部活動や受験のように、仕事を知的な冒険として面白がり、自ら居残り練習をしたくなるような、そんな「挑戦が当たり前」の空気を創ることです。


さて、来週の火曜日は再びビジネスの視点に戻ります。 「もっと意見を出してほしい」という組織のジレンマと、「言っても無駄だ」という若手の閉塞感。 その双方を経験してきたからこそ見える、断絶の正体とその繋ぎ方についてお話しさせていただきます。

それでは、皆様も心穏やかな週末をお過ごしください。

【slos design 公式サイト】
【組織の看板に頼らない『翻訳』の力】

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