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生活リズムより大切なこと【後編】



前編では、

「生活リズムは大切。
でも、親子の安心感は
もっと大切かもしれません。」

というお話をしました。

すると、

「そうは言っても、何をすればいいの?」

そんな声も聞こえてきそうです。

今日は、
発達が気になるお子さんにも
取り入れやすい、
頑張りすぎなくても続けられる
工夫をお伝えします。



① 朝は「起こす」より、「光を届ける」

私たちの体には、「体内時計」があります。

その体内時計は、朝の光を浴びることで、
「今日が始まった」と感じやすくなります。

だから、
何度も声をかけて起こそうとするよりも、
まずはカーテンを開けて、
部屋いっぱいに朝の光を入れてみてください。


そして、

「おはよう。」

その一言だけで十分です。

すぐに起きられなくても、大丈夫。

毎日少しずつ続けていくことで、
体はゆっくり朝のリズムを思い出していきます。



② 朝ごはんは「完璧」を目指さない

「栄養バランスを考えなきゃ。」

そう思うほど、
保護者の負担は大きくなってしまいます。

でも、毎日100点を目指さなくても大丈夫です。

バナナ一本の日。

おにぎり一つの日。

ヨーグルトだけの日があってもいい。

朝に何かを口にすることが、

「今日が始まったよ。」

という体へのサインになります。

完璧であることより、

続けられることの方が、ずっと大切です。



③ 夜は「早く寝る」より、
「落ち着く時間」をつくる

寝る時間ばかりを気にしていると、

「早く!」

「もう寝るよ!」

そんな言葉が増えてしまいます。

それよりも、

眠りやすい空気をつくることを
意識してみてください。

テレビを消す。

照明を少し暗くする。

一緒に絵本を読む。

今日あった楽しかったことを話す。

そんな穏やかな時間が、

心にも体にも、

「そろそろ眠る時間だよ。」

と、やさしく教えてくれます。



④ 夏休みだからこそ、
「楽しかったね」を増やす

夏休みは、

生活リズムだけを整える時間ではありません。

一緒にアイスを食べたこと。

公園でセミを探したこと。

夜に花火を見たこと。

そんな何気ない思い出は、

大人になってからも、
ふと心に浮かぶことがあります。

子どもは、

「何時に寝たか」よりも、

「誰と笑ったか」を覚えていることが
少なくありません。

だから、

予定どおりに過ごせなかった日があっても、
自分を責めなくて大丈夫です。

親子で笑えた時間も、

子どもの心を育てる大切な時間です。



⑤ 新学期の1週間前から、
少しずつ戻せば大丈夫

「明日から全部元どおり!」

それは、大人でも難しいことです。

おすすめなのは、

新学期の一週間ほど前から、
少しずつ整えていくこと。

15分早く寝る。

15分早く起きる。

その小さな積み重ねだけでも十分です。

焦らず、少しずつ。

その方が、
親子ともに無理なく続けられます。



保護者の笑顔も、子どもの安心につながる

私は保育や発達支援の現場で、
多くのお子さん、ご家族と出会ってきました。

その中で何度も感じてきたことがあります。

生活リズムが整っているご家庭には、

特別な方法があるわけではありません。

むしろ、

「完璧じゃなくても大丈夫。」

そんな安心できる空気が
流れているご家庭が多いように感じます。

もちろん、

毎日うまくいくわけではありません。

寝る時間が遅くなる日もあります。

朝起きられない日もあります。

それでも、

「また明日、一緒にやってみよう。」

そう声をかけてくれる人がいる。

その安心感が、

子どもの心を少しずつ育てていくのです。

子どもが求めているのは、

完璧なお父さん、お母さんではありません。

困ったときも、

一緒に考えてくれる人。

その存在が、子どもにとって
何よりの安心になります。



最後に

もし今、

生活リズムのことで悩んでいるなら、

一人で抱え込まなくて大丈夫です。

「この子には、この子のペースがある。」

そう思えるだけでも、

心は少し軽くなります。

焦る日があっても大丈夫。

うまくいかない日があっても大丈夫。

子どもは毎日、

少しずつ成長しています。

そして、
その成長を一番近くで支えているのは、
あなたです。

完璧な夏休みではなくていい。

親子で

「楽しかったね。」

そう笑い合える夏休みになれば、

それはきっと、

これから先も心に残る
大切な思い出になります。



一人で悩まなくて大丈夫。

今日より少し、明日が楽しみになる子育てを。

ページを閉じる頃には、
少し心が軽くなっている。

そんな時間になっていたら、
とても嬉しいです。

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