「認知症は防げる」──そのために“食べる”という選択を変えよう
『80歳からでも間に合う 認知症がみるみる遠ざかる食べ方大全』を読んで
「もう年だから仕方がない」
──そんなあきらめを、優しくも力強く覆してくれる一冊でした。
本書『80歳からでも間に合う 認知症がみるみる遠ざかる食べ方大全』は、神戸大学大学院教授による**最新の医学エビデンスに基づいた“脳を守る食事術”**を丁寧に解説した、まさに希望の書です。
❖ 認知症は「食事」で遠ざけることができる
高齢になるほど不安になる「認知症」。
完治が難しいからこそ、“予防”が何より重要だという事実に、まず納得させられます。
そしてそのカギは、薬でもサプリでもなく──「食べ方」にある。
魚を中心とした伝統的な和食
抗酸化作用が高い野菜や果物を取り入れた地中海食
高血圧を防ぐDASH食(減塩+バランス食)
認知症予防に特化したマインド食(MIND diet)
🧠「今日の食事が、10年後の脳を作る」
この言葉が、本書の根幹にあります。
❖ ゴミをためない脳へ──ポリフェノールと油の選び方
第2章では、「脳にゴミをためない食事」という視点から、ポリフェノールや良質な脂質の大切さが語られます。
赤ワイン、ブルーベリー、緑茶に含まれるポリフェノール
青魚やオリーブオイルに多いオメガ3脂肪酸
これらが、脳内の炎症やアミロイドβの蓄積を抑え、神経細胞の劣化を防ぐという科学的根拠が明快に説明されており、「ただ健康に良い」では終わらせない説得力がありました。
❖ “糖質の摂りすぎ”は脳にとっても危険
さらに本書が強調するのが、「糖質の摂りすぎは、脳にとって百害あって一利なし」という視点。
血糖値の乱高下やインスリン抵抗性が、脳の機能低下に直結するという解説は、まさに目からウロコ。
白米・砂糖・加工菓子などの多量摂取が“認知症リスクを高める”という現実には、普段の食生活を見直すきっかけになりました。
❖ 食べ方だけじゃない!脳が喜ぶ生活習慣も
第4章では、脳を元気に保つための生活習慣も紹介されています。
週3回の20分以上のウォーキング
ラジオ体操や家事を利用した**“ながら運動”**
読書や会話、料理で脳を使う習慣づくり
🔄 食べて、動いて、会話して──脳は使うほど若返る。
食事だけでなく、生活全体で「脳を錆びさせない」視点が詰まっており、まさに「暮らし全体で脳を守る」ための一冊と感じました。
✅ まとめ:「いまからでも間に合う」から始めよう
本書は、「80歳からでも」「今日からでも」始められる、やさしくて実践的な認知症予防の入門書です。
「何を食べたらいいか」が具体的
「どう暮らしたらいいか」がわかりやすい
「もう遅い」とあきらめないで済む
という三拍子がそろっていて、ご本人だけでなく、高齢のご家族がいる方にもおすすめできる内容です。
🧠「脳の健康は、毎日の“選択”で守れる」
それを教えてくれる、まさに“生涯現役のための食事術”でした。
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