社会福祉士国試対策♡復習ログ|出題基準を潰す|医学概論⑦健康の社会的決定要因(SDH)
健康の社会的決定要因(SDH)
先生が
「7年前に出て、ずっと出てないから、そろそろ出そう」
と言ったところ。
こういうの、本当に出そう…。
なので、ちゃんと潰す。
SDHって何?🧭
健康の社会的決定要因(SDH)とは、
👉 人の健康は、体質や生活習慣だけでなく、
その人を取り巻く社会的な条件によって大きく左右される
という考え方。
提唱しているのは 世界保健機関(WHO)。
ポイントはここ 👀
SDHは、
❌「その人の努力が足りない」
という話ではない。
⭕ 健康を左右している社会の構造そのものという考え方。
病気の原因は、
遺伝や生活習慣だけではない。
どんな家庭に生まれたか
どんな教育を受けたか
どんな仕事・収入があるか
どんな地域で暮らしているか
こうした 社会的な条件そのものが、
健康に大きな影響を与えている、という視点。
だから、
個人への指導ではなく、
社会・政策レベルの課題として扱われる。
SDHが見ているもの 👀
SDHは、
健康を「個人の問題」ではなく、
👉 社会構造の問題として捉える。
主に、次のような要素が含まれる。
① 社会経済的な要因
所得
学歴
職業
社会的支援
居住地
② 物理的・社会的環境
住環境の質
地域の安全性
食品へのアクセス
交通手段
③ 社会関係・文化
人とのつながり
地域の信頼関係
ソーシャル・キャピタル(社会関係資本)
📌 ポイント
生活習慣(食事・運動など)も、
実は 社会的条件の影響を強く受けている。
WHOが示す「SDHの10項目」📝
WHOは、SDHを次の 10項目 に整理している。
① 社会格差
② ストレス
③ 幼少期
④ 社会的排除
⑤ 労働
⑥ 失業
⑦ 社会的支援
⑧ 薬物依存
⑨ 食品
⑩ 交通
👉 国試では「どれがSDHに含まれないか」
という聞き方をされやすい。
👉 キーワードは「個人ではどうにもならない要因」。
なぜSDHが重要なのか?🤔
理由はシンプル。
健康格差は
本人の努力不足だけでは説明できない個別支援だけでは
格差は縮まらない
だからSDHは、
👉 政策・制度・社会全体への介入を重視する。
ここが、
医療と福祉がつながるポイント。
具体例で考えると 🤔
低所得
→ 安価で高カロリーな食品に偏りやすい
→ 生活習慣病リスクが上がる教育機会が少ない
→ 健康情報にアクセスしにくい
→ 予防行動が取りにくい社会的に孤立
→ 心の健康だけでなく、身体の健康にも影響
👉 健康は「環境の結果」でもある。
過去問で確認(第30回 問26)📝
Q:WHOの健康の社会的決定要因に関する記述で正しいものは?
✔ 正解
集団間の健康における格差と
社会経済的境遇との関連に着目する概念である。
❌ ひっかけポイント
学歴・所得は除外される → ❌
ソーシャルキャピタルは含まれない → ❌
個別ケースへの介入の概念 → ❌
地域経済は関係ない → ❌
👉 SDHは「個別支援」ではなく「構造を見る概念」。
ここで一緒に出やすい概念たち 🧠
● ソーシャルキャピタル(社会関係資本)
提唱:ロバート・パットナム
👉 信頼・規範・ネットワークなど、人と人のつながりの豊かさ
✔ SDHに 含まれる
✔ 地域のつながりが健康に影響する
● ハビトゥス
提唱:ピエール・ブルデュー
👉 過去の経験の積み重ねから身についた、
ものの見方・考え方・行動のクセ
✔ 健康行動にも影響する
✔ SDHと相性がいい概念
● 文化資本
提唱:ブルデュー
👉 ハビトゥスから生まれる
知識・教養・価値観などの資本
✔ 教育格差
✔ 健康情報の理解力
とつながる
● 機械的連帯
提唱:エミール・デュルケム
👉 似た者同士が結びつく社会の連帯
※ 近代化で
機械的連帯 → 有機的連帯へ
✔ SDHの「社会構造」を考えるときの背景理論
● 外集団
提唱:ウィリアム・サムナー
👉 自分が属していない集団
✔ 社会的排除
✔ 健康格差
と結びつけて聞かれることがある
国試用・最終まとめ 🧠
SDH=健康を社会構造で見る視点
個人責任論 ❌
政策・社会の問題 ⭕
ソーシャルキャピタルは 含まれる
パットナム=ソーシャルキャピタル
ブルデュー=ハビトゥス/文化資本
デュルケム=機械的連帯
サムナー=外集団
終わりに 🌱
健康を
「本人の努力の結果」だけで見ると、
見えなくなるものがある。
SDHは、
その人が置かれている社会を、
健康の一部として見る視点。
だからこそ、
社会福祉士の国試で、
そろそろまた出てきそうな気がする。
ここは、落としたくない。
ゆるゆる、でも確実に。
