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「里庭」庭につくる小さな里山。野鳥や昆虫達が集うことで、最強の無農薬家庭菜園、無農薬家庭果樹園ができるんです。

その昔、庭づくりはお寺にしか許されていなかったそうです。
庭と言っても公園のようなものではなく、神や仏がを感じる精神的な庭で、重量感のある石、海や大地を敬う小石を敷き詰めた空間でした。

後に大名行列が始まると大名たちが江戸の往復の間に目に焼きつけた風景を庭に再現した日本庭園が登場してきました。

現在の公園内にはイギリス風のローズガーデン、日本庭園もどきなど多種多様な緑地が見られます。

里庭とは私が作った造語です。
里庭は里山の多様性を取り入れた小さな庭で、生き物達と共に暮らす環境です。

里山は日本が世界に誇る暮らしの環境です。


全て私たちの先祖が作り上げてきた環境です。
里山とは「田畑山林、ため池、茅場、竹林、小川」などのまとまったものを指す用語のようなものです。
人が暮らしのために作った多様な環境だったわけです。

利用するめには管理が必要となります。


田んぼの管理と雑木林の管理は違います。
それぞれの環境を整えるための管理の多様性が必要となってきます。
管理することでその場所ごとの環境の多様性が生まれてきます。
そんな環境の中に暮らし始めたのが里山を代表する生き物達です。
メダカやドジョウにホタル、カエルやタニシたちは小川や田んぼを住処に暮らし始めました。
ノウサギやキジ、カブトムシたちは雑木林で。
鎮守の森ではフクロウ達が生活をしています。
茅場ではカマキリやホオジロがそれぞれの環境の中で暮らしていました。里山は人にとっても生き物達にとてもなくてはならない生活の環境となりました。
そのような環境が様々な理由で姿を消しています。今や個人の力では社会の流れを変えることができません。消極的なのですが、せめて自身が所有した土地だけでも里山をモデルにした里庭づくりをはじめて40年が過ぎてしまいました。これからも力まず作って行こうと思います。

ミソハギやオミナエシの茂るビオトープ


夏のビオトープ


里庭は人の暮らしが中心です。

生き物達がいれば良い。
景観なんて気にしない。

そのような環境は「里庭」ではありません。

あくまでも人が中心だと思っています。
里山も生き物達のために田んぼ、畑、雑木林などがあるわけではありません。
人の暮らしと生活を維持するために作り上げた環境なんです。
そこに生き物達が住みついて里山特有の生態系が出来上がったにすぎません。

田んぼも管理を怠れば沼になり土が堆積して湿地になってやがて草地になってしまうでしょう。
畑も放置すれば数年で茂みになってしまいます。
雑木林だって手入れをしなければ暗い森になってしまいます。

管理されてこそ里山の環境が存在するわけです。
里庭も全く同じことなんです。
日本の原風景って地域の人たちが作っていたことになります。の里庭は最高です。

自分で手入れする庭

全ては自分で管理しますからお金はかかりません。
里庭にはカキ、モモ、ミカン、レモン、ウメ、ハッサク、リンゴ、クリ、アンズ、ユズ、イチジク、キンカン、ブルーベリー、クルミなどの果樹があります。

全ての木は背丈程度か大きくても3メートル以下です。
ですから手入れも収穫も自分でのんびりできます。
木は小さくても季節ごとの果樹の実は沢山収穫できますので自家製果樹で十分間に合います。

参考までにお知られしますと1本の果樹で収穫できるのはイチジク(300個)、りんご(30個)キンカン(15キロ)、ウメ(45キロ)、カキ(300個)ミカン(200個)モモ(30個)、レモン(150個)などです。生食以外は加工して使っています。

小さな果樹ばかりですが収穫量は一人前以上


春一番の収穫果樹はさくらんぼです。
野鳥たちとの収穫競争も楽しいです。

小さな果樹園
背丈で収穫できるよう管理(手入れ)しています

レモンです

安心して無農薬のレモンが楽しめます

ウメです

毎年たくさんの梅を加工して一年中楽しみます

一本の木からの収穫です

買い物で収穫しています
量がわかりやすいです

リンゴです

アルプスオトメは動物達も大喜びです
カワイイアップルパイにもおすすめです

カキです

鳥や昆虫達も楽しみにしているので山分けしています

筆柿です

筆柿を干し柿にしています

干し柿は好評です!

オレンジです

皮まで安心して利用できます


小さく育てて収穫できる木を作るのには日常の管理(剪定など)が必要です。
沢山の方の里庭果樹の魅力にチャレンジしていただくための学習の場として「かのこ環境大学」を2018年に開校いたしました。


ウコッケイとヤギの魅力


里庭は循環型の庭です。

リサイクルで維持しているようなものです。
そこで大助かりしているのがウコッケイ、アローカナ、岡崎と言うニワトリ達と2頭のヤギ達です。

餌代は72、000円


ウコッケイは10羽。アローカナ、岡崎はともに1羽です。
ニワトリとヤギ達の1ヶ月の餌代は両方で6,000円です。
年間で72,000円です。
ちょっと高いと思われるでしょうか。
ワンちゃんなどを飼われている方でしたらこれ以上ではないでしょうか。
家族同然のペットを食費で判断するのはえっげつないのですが・・・

卵は349、000円分


一羽のウコッケイは年間50個ほど産卵します。
ですから10羽で500個ほどです。

ウコッケイの卵一個の値段は地域によって差がありますが300円〜500円です。
仮に300円として150、000円です。

アローカナ、岡崎は年間350個程を産卵しますが(私どもでは365個産卵しています)。
2羽で年間700個です。アローカナの卵の値段は1個200円、岡崎は1個85円ですので合わせて285円こなります。
285✖️700個。合わせて年間199、500円です。
年間の餌代が36、000円で349、000円分の卵が得れていることになります。

その他に鶏糞は果樹や野菜の肥料に活用していますのでニワトリの飼育はかなり経済効率からも良いと思います。
オスはコケコッコ〜と鳴きますがメスは鳴きません。とても仲も良く大人しいのでお勧めのペットだと思います。

昼間は自由時間です。

自由時間の広場

夕方は自分たちで家に帰ります

それぞれの場所があるようです

毎日産卵する卵です。

ありがたい卵です

ヤギ


最高なんです。この動物たち。おとなしくて愛嬌もあり、お茶目で正直で働き者なんです。剪定した木の枝葉、斜面の笹もヤギ達のおかげで短く整えてくれます。毎日出るヤギのフンは畑、田んぼ、果樹の肥料とな大助かりです。ヤギたちの1ヶ月の食事代は3、000円程度です。

急斜面もへっちゃらなヤギ達です。

上がムギ
下がコメちゃん


里庭には畑も作りましょう。

葉物野菜はプランターでも充分賄える量が得られますので畑は特別メニューで行いましょう。
特別?加工出来たり、主食としても使える物です。
トマト、ジャガイモ、サツマイモ、里芋などです。
広大な土地など必要ありません1坪もあれば20キロほどのジャガイモなどを得ることが出来ます。
イモ類は貯蔵さえしっかりおこなえば半年以上は待ちます。広い土地が必要と思われているスイカ栽培だって結構狭い場所でも収穫できます。
災害などの際は先ずは食料問題が直撃しますので、自家製食材の備蓄は何よりも心強いものです。

季節の野菜を無農薬で作っています。365日野菜は自家製です。かのこ環境大学の生徒さんの学食も自家製野菜を提供させていただいています。

トマト

自家製のトマトソースパスタは濃厚で絶品です

ジャガイモ(アンデス)

色付きの野菜はお気に入りです

ジャガイモ(キタアカリ)

芋掘りはニワトリたちも大好きです
(虫を食べに集まります)

ニンニク

ジャンボニンニクとニンジン(右)

スイカ

美味しくできました!

ゴーヤ茶を作っています

安心して飲める無農薬のお茶です

サツマイモ

サツマイモ

陸稲

田んぼ

9月に刈りとります

野菜は種から育てています。肥料代は0円です。

崖崩れを防ぐ目的で大木を伐採しています。

木は有効利用しています。

薪を作っています。

椎茸の原木にしています。

薪ストーブで暖房しています。

安全な山になりました。

以上が里庭の紹介でした。

果樹を小さく育てて収穫できる木を作るのには日常の管理(剪定など)が必要です。
沢山の方が里庭の魅力にチャレンジしていただくための学習の場として「かのこ環境大学」を10年前に開校いたしました。

かのこ環境大学の授業

山の作り方、動物飼育、野菜や陸米の作り方、ロープワーク、ビオトープ、樹木、草本植物の同定、昆虫、野鳥の生態など里庭に深くかかわる講座を開設しています。

多くの方に里庭にチャレンジして欲しいことと、プロの里山ガイドが育って欲しい願いがあります。

こちらの講座に通われている方ではすでに3名の方が起業されました。
移住して里庭にてチャレンジされたいる方が2名です。
こちらの一回の講座の定員が8名です。
北は北海道から南は九州からお見えになっています。


偽りのない本物を体験して実践していただくために私自身さらに精進したいと思います。


2011年に出版された書籍「里庭ガーデニング」

神保賢一路の「かのこ環境大学」のブログ


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