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「銀」

世界史を学んでいて、

また一つ固定観念が覆された。
 
大航海時代は、

ヨーロッパの技術革新によって始まった。
 
そんなイメージを持っていた。
 
しかし実際には、

世界を大きく動かしたのは「銀」だった。
 
南米で大量の銀が採掘され、

それが世界中を巡るようになる。
 
そして、

銀を最も求めていたのが、

当時の明王朝だった。

 
ヨーロッパとアジアは、

「銀」という一つの価値を通して、

かつてないほど深くつながっていく。
 
歴史は、

戦争だけで動いているわけではない。
 
経済が世界を動かす。
 
お金が人を動かし、

人が文化を運び、

文化が歴史を変えていく。
 
私はドバイに住むようになってから、

世界は想像以上につながっていることを実感した。
 
一つの国だけを見ていても、

本当の世界は見えてこない。

 
歴史も同じである。
 
日本史だけを学んでも、

世界史だけを学んでも、

全体像は見えてこない。
 
点と点が線になった瞬間、

初めて「なぜそうなったのか」が分かる。
 
最近、

世界史を学ぶことがますます面白くなってきた。
 
出来事を覚えるためではない。
 
世界がどうつながり、

今の時代がどう作られたのかを知るためである。
 
歴史は過去の話ではない。
 
今の世界を理解するための、

最高の教養なのだと思う。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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