第二段:地盤の怪|家を建てる前に知っておきたい「足元の個性」
今日も大きな地震があったね。
皆は怪我しなかった??余震があるかもしれないし、津波も不安だし…。
安全第一で過ごしてね。
さてさて。
そんな地震大国日本に住んでいれば聞いたことがあるであろう「地盤」。
今日は、家を建てる前に知っておきたい「地盤」について語ろうと思う。
家づくりで考えるべきことは山程あるが、僕が思うに、最重要事項は「地盤」ーーーつまり、地面(土地)の個性だ。
古より、地は動かぬものと思ひたれど、さにはあらず。
地盤は目に見えないが、全ての家の土台となる大切な存在なんだ。
地盤とは
地盤とは、その土地の下に広がる「建物を支える土台」のことを指す。
地面の下は目に見えないが、実はとっても個性的なんだ。
その " 個性 " をきちんと理解したうえで、僕は、家を建てるべきだと思う。
1.地盤のラインナップ
地盤は、第1種、第2種、第3種…と種類があるのだけれど、ここでは専門用語を使わずに解説するね。

まずは、岩塩タイプ。
数万年以上をかけてギュッと圧縮された歴戦の老兵さん。
いわゆる「安定した支持層」ってヤツ。
洪積層、硬質地盤なんて呼ばれ方もしている。

お次は、こんにゃくタイプ。
こんにゃくのように弾力があって、粘り強く形を保とうとする性質がある。
普通地盤、弾性地盤なんて呼ばれ方もしている。

最後は、お豆腐タイプ。
豆腐のように水を多く含んでいて、少しの力で崩れてしまう…そんな地盤。
沖積層、軟弱地盤と呼ばれることもある。
💡プチ豆知識
沖縄県は、サンゴ礁が固まった琉球石灰岩のおかげで、地盤の強さ日本一!!
2.それぞれを押してみよう。
折角なので、岩塩、こんにゃく、豆腐が手元にあったら指で押して確認して欲しい。

岩塩はびくともしない。
こんにゃくは弾力で指先が押し返される。
豆腐は指が埋まって崩れてしまう。
指で押した時のこの違いが、そのまま「地盤の分類」になっているんだ。
3.深掘り:なぜ「豆腐」は沈むのか?
豆腐タイプは、かつて川や海だった水分を多く含む、若い層だ。
固まっておらず、隙間も多いことから非常にデリケートなんだ。
指で押すように、家という重しを乗せることで、じわじわ水と空気が押し出され、崩れていくーーーこの現象を「圧密沈下」という。

こういうことを言うと、「硬い地盤の上に家を建てなきゃ!!」と思うかもしれない。
でもね、「豆腐だから弱い」んじゃない。
「性質が違うだけ」ととらえて欲しい。
大切なことは、その個性を正確に理解し、対策すること。
4.解決策:岩塩(支持層)まで貫け!
「豆腐だからダメ」じゃない。
豆腐がダメなら「豆腐の下にある硬い層で支えればいい」。
もしくは、豆腐から水分を抜いてカチカチに固めてしまえばいい。
この固めることを「地盤改良」と言うよ。
大切なのは、地盤の性質に合わせて改良し、土台をつくる事。
これを忘れないで欲しい。

💡プチ豆知識
日本には、「石豆腐」や「岩豆腐」などの硬い豆腐がある。
是非、食べてみて!!
5.おわりに
どうだった?理解の一助になれたかな?
学生さん諸君にも役立つといいのだけれど…。
かつて僕が「何これ。言葉難しすぎん!?分からん!」と頭を抱えた、あの日の自分に届けるつもりで書いているからね。
どんなに素晴らしい構想があっても、土台がスッカスカだと崩れてしまう、というのは物事の真理だと思うんだ。
皆も基盤づくりは大事にね!!
最後に。
「地盤の個性ってどうやって調べればいいのさ」と思ったそこのあなた。
僕をフォローして待っていてくれないかな?
地盤を調べる、「地盤調査」について語るつもりだからね!!
斯くて、男は次なる「怪」を解き明かさむとて、再び筆を執りける。
