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その不安は、本当に役に立っていますか?

不安は誰にでもある


私たちは、いつも何かしらの不安の中で生きています。

お金のこと。

健康のこと。

仕事のこと。

家族のこと。

将来のこと。

不安を数え始めたら、きりがありません。 私も同じです。

66歳になり、退職を控えた今、これからの生活や収入のことを考えない日はありません。

健康も気になりますし、家族のことも気になります。 不安がゼロになる日は、おそらく来ないのでしょう。

実は昨夜0時30分に息苦しくて目が覚めて、そのまま20分起きていました。原因は分かりません。

分からないからこそ、不安は大きくなります

       ***

不安には二つの種類がある


では、その不安は役に立っているのでしょうか。

もちろん、不安には大切な役割があります。

危険を察知し、備えるための感情です。

お金が心配だから貯蓄をする。

健康が心配だから検診を受ける。

災害が心配だから備蓄をする。

適度な不安は、私たちを守ってくれます。

しかし、多くの場合、私たちは「考えても答えの出ない不安」を抱え続けています

まだ起きていない未来を想像し、 最悪の結果を思い描き、 頭の中で何度も繰り返してしまう。

その時間が長くなるほど、不安は大きくなります。

でも、現実はほとんど変わりません。

       ***

映画の中の忘れられない一言


映画『ブリッジ・オブ・スパイ』で、ロシアのスパイ、ルドルフ・アベルが繰り返す言葉が忘れられません。

マーク・ライランス扮する地味なスパイ・アベル

それ(不安)が、何かの役にたつのかね?

トム・ハンクス演じる弁護士ドノバンが、動揺して「不安は無いのか?」と聞いても、

アベルはこの一言で返します。 慰めでも説教でもありません。

ただ淡々とした問いかけです。 不安そのものを否定しない。

それが今の自分の役に立っているかどうかを見る。

感情ではなく、機能で判断する視点です


私はこの言葉に何度も助けられてきました。 ふと不安になった時、自分にも同じ問いを向けてみます。

役に立つ不安なら抱えておく

役に立たない不安なら、そっと脇に置く

たったそれだけですが、心の置き場所が少し変わる気がしています。

       ***

不安があっても前に進める


振り返ってみると、私も過去にたくさんの不安を抱えてきました。

結婚するとき。

退職を決めたとき。

自営業を始めたとき。

そのたびに不安はありました。

しかし、その不安を抱えながらも一歩ずつ進み、何とか今日まで生きてきました。

不安が消えたから行動できたのではありません。 不安があっても行動したから、次の景色が見えたのです

       ***

今日できることに目を向ける  


不安をなくすことは難しいかもしれません。

でも、不安に支配されないことはできます

「今、自分にできることは何か」 そこに意識を向けるだけでも、不安は少し小さくなります。

未来を心配し続けるより、今日できることを一つやる

その積み重ねが、結果として不安を和らげてくれるのだと思います。 不安はなくならない。

でも、不安があるからこそ準備し、成長し、前へ進める。

だからこそ、不安と上手につきあっていきたい

そんなことを考えながら、今日も自分に問いかけています。

その不安は、何かの役に立つのか?


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