その不安は、本当に役に立っていますか?
不安は誰にでもある
私たちは、いつも何かしらの不安の中で生きています。
お金のこと。
健康のこと。
仕事のこと。
家族のこと。
将来のこと。
不安を数え始めたら、きりがありません。 私も同じです。
66歳になり、退職を控えた今、これからの生活や収入のことを考えない日はありません。
健康も気になりますし、家族のことも気になります。 不安がゼロになる日は、おそらく来ないのでしょう。
実は昨夜0時30分に息苦しくて目が覚めて、そのまま20分起きていました。原因は分かりません。
分からないからこそ、不安は大きくなります。
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不安には二つの種類がある
では、その不安は役に立っているのでしょうか。
もちろん、不安には大切な役割があります。
危険を察知し、備えるための感情です。
お金が心配だから貯蓄をする。
健康が心配だから検診を受ける。
災害が心配だから備蓄をする。
適度な不安は、私たちを守ってくれます。
しかし、多くの場合、私たちは「考えても答えの出ない不安」を抱え続けています。
まだ起きていない未来を想像し、 最悪の結果を思い描き、 頭の中で何度も繰り返してしまう。
その時間が長くなるほど、不安は大きくなります。
でも、現実はほとんど変わりません。
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映画の中の忘れられない一言
映画『ブリッジ・オブ・スパイ』で、ロシアのスパイ、ルドルフ・アベルが繰り返す言葉が忘れられません。

「それ(不安)が、何かの役にたつのかね?」
トム・ハンクス演じる弁護士ドノバンが、動揺して「不安は無いのか?」と聞いても、
アベルはこの一言で返します。 慰めでも説教でもありません。
ただ淡々とした問いかけです。 不安そのものを否定しない。
それが今の自分の役に立っているかどうかを見る。
感情ではなく、機能で判断する視点です。
私はこの言葉に何度も助けられてきました。 ふと不安になった時、自分にも同じ問いを向けてみます。
役に立つ不安なら抱えておく。
役に立たない不安なら、そっと脇に置く。
たったそれだけですが、心の置き場所が少し変わる気がしています。
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不安があっても前に進める
振り返ってみると、私も過去にたくさんの不安を抱えてきました。
結婚するとき。
退職を決めたとき。
自営業を始めたとき。
そのたびに不安はありました。
しかし、その不安を抱えながらも一歩ずつ進み、何とか今日まで生きてきました。
不安が消えたから行動できたのではありません。 不安があっても行動したから、次の景色が見えたのです。
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今日できることに目を向ける
不安をなくすことは難しいかもしれません。
でも、不安に支配されないことはできます。
「今、自分にできることは何か」 そこに意識を向けるだけでも、不安は少し小さくなります。
未来を心配し続けるより、今日できることを一つやる。
その積み重ねが、結果として不安を和らげてくれるのだと思います。 不安はなくならない。
でも、不安があるからこそ準備し、成長し、前へ進める。
だからこそ、不安と上手につきあっていきたい。
そんなことを考えながら、今日も自分に問いかけています。
「その不安は、何かの役に立つのか?」
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