【和歌山地裁に意見書3を提出】急性ヒ素中毒の鑑定人に関する疑義について~
1998年に起きた「和歌山カレー事件」については、現地で暮らす主婦だった林眞須美死刑囚が犯人とされていますが、本当の犯人は林死刑囚ではなく、別に存在します。
当noteでは、「林死刑囚の再審無罪」及び「本当の犯人の検挙」を実現させる業務の一環として、和歌山カレー事件に関する記事を公開しています。
今回の記事では、林死刑囚の第3次再審請求が係属している和歌山地方裁判所に対し、意見書3を提出したことを報告します。
林眞須美死刑囚の確定審では、九州大学医学部衛生学講座教授(当時)の井上尚英氏が急性ヒ素中毒の鑑定人を務めました。そして、もっぱら井上氏の鑑定や証言に基づき、以下の①ないし③の人たちが急性ヒ素中毒に陥っていたと認定されています。
① 和歌山カレー事件の死亡被害者4人
② 和歌山カレー事件の生存被害者63人
③ 検察官の主張では、林氏が和歌山カレー事件以前、保険金目当てにヒ素を飲ませていたとされた夫や知人男性ら5人
しかし、私が確定審の記録をもとに検証した結果、井上氏の急性ヒ素中毒に関する研究や臨床の実績が本当に刑事裁判で鑑定人を務めるに足るものであったかを疑わせる種々の事実が判明しました。
そこで本日(2025年5月30日)、林死刑囚の第3次再審請求が係属している和歌山地方裁判所刑事部に対し、井上氏の急性ヒ素中毒に関する研究や臨床の実績が本当に刑事裁判で鑑定人を務めるに足るものであったかを改めて調査すべきであると伝える意見書3を提出しました(なお、提出はファックスで行ったうえ、本日15時49分に同部に電話し、無事に到達したことを確認しました)。
以下、意見書3を一部伏字にして公開します。
〈2025年6月25日追記〉
意見書3に一部、訂正と補充が必要が部分がありましたので、和歌山地方裁判所刑事部に、訂正及び補充申立書を提出しました。
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