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bibubibu
「歴史のなかで時々出会う皮肉」
今月、『蒋介石-「中華の復興」を実現した男』(家近亮子著、ちくま新書)を読了しました。かつては中国を支配し、日中戦争を勝利しながらも、台湾に逃避した蒋介石。もちろん、近親者の腐敗や、台湾統治時の弾圧など、厳しい評価も受けるべきです。それにしても、功績面も考えれば、歴史上の評価が不当のように感じることもあります。
蒋介石個人は、生真面目、ストイック過ぎた印象もあります。そうした個性が、時に人を遠ざけた側面も感じます。一方で、蒋介石を追い出した毛沢東は、時には自堕落な側面もありました。しかし、これも歴史の厳しい評価は受けつつも、自堕落な個性も含めて慕われた時代もあったように思います。
生真面目、ストイックが人を遠ざけ、適度な自堕落が慕われる。これも、歴史のなかで時々出会う皮肉の一つです。
