ミルキー☆サブウェイの亀山陽平が参画した謎の3Dアニメスタジオ「StudioWrong」の正体とは?海外ファン80%、Forbes選出アニメーターが集う「新アニメIPブランド」を語りたい!!
こんにちは、朝日けけです。
あるニュースがタイムラインに流れてきました。
「ミルキー☆サブウェイの亀山陽平監督が2月からStudio Wrongに参画します!」
ミルキー☆サブウェイといえば、監督・脚本・キャラクターデザイン・制作のほぼすべてを一人で手がけた話題作です。卒業制作が920万回再生、TOKYO MXでテレビ放送、2026年2月には劇場版も公開される。
その監督が参画するという「Studio Wrong」。
この名前を聞いて、ピンときた方はどれくらいいるでしょうか?
わたしは1年ほど前に知りました。当時のInstagramフォロワーはまだ10万人もなかったと思います。それが今や110万人を超えていた。
ファンの80%以上が海外。Forbes JAPAN 30UNDER30に選出されたアニメーターが所属。グッズを出せば即完売。
数名しかいない小さなスタジオが、なぜこれほどの熱狂を生み出せるのか。
今日はその設計図を解き明かしていきたいと思います。
このnoteでは「小さな巨人(リトルジャイアント)」シリーズと題して、エンタメ業界の勢力図を塗り替えようとしている新興企業を紹介しています。売上規模では大手に及ばなくても、独自のIP保有や業界構造の変革で圧倒的な存在感を放つ会社たち。スパイラルキュート、チョコレイト、yutori、SAMANSA、ツインエンジンに続き、今回はStudioWrongを取り上げます。
Studio Wrongとは何者か?
Studio Wrongは、株式会社Wrongが運営する日本のアニメーションスタジオです。2024年3月に設立され、本社は東京都渋谷区にあります。
代表は青松洸司さん。京都大学数学科を卒業し、DeNAやMicrosoftでソフトウェアエンジニアとして働いていた異色の経歴を持っています。
エンジニア出身の創業者が、なぜアニメスタジオを立ち上げたのか。
実は、青松さんがショートアニメの可能性に対して、異常なまでの解像度を持っていたからなんですよね。彼のnoteを読むと、ショートアニメがなぜSNS時代に最適なのか、どうすれば海外に届くのか、IPとしてどう育てていくのかが、驚くほど緻密に設計されていることがわかります。
「1つの作品からブランドへ」「作品から体験へ」
これが彼らの掲げるビジョンです。
2025年には、シリコンバレーのVCであるCoreline Venturesからシード資金調達も実施しています。投資家が注目するのも納得の、骨太な戦略がそこにはあります。
代表作「THE COLLISION」の衝撃
Studio Wrongの代表作は「THE COLLISION」というショートアニメシリーズです。
設定はこうです。主人公の少女が、うっかり魔法陣で悪魔を召喚してしまう。そこから始まる、少女と悪魔の奇妙な共同生活。
これだけ聞くと、よくある設定に思えるかもしれません。
でもね、一度見てほしいんです。
まず、クオリティが異常なんですよね。数名しかいないスタジオの作品とは到底思えない。3DCGの質感、ライティング、キャラクターの表情。どれをとっても、大手スタジオに引けを取らないレベルです。
そして、設定から繰り広げられる日常あるあるが、めちゃくちゃ面白い。悪魔なのに家事を手伝ったり、人間界の食べ物にハマったり。シュールなのに、どこか温かい。笑えるのに、続きが気になる。
さらに驚くべきは、週一更新という更新頻度です。
3Dアニメで週一更新。これ、聞いたことありますか?
2Dアニメでも週一は大変なのに、3Dで毎週新作を出し続けている。この「打席数」の多さが、SNS時代のIPづくりにおいて決定的な武器になっているんです。
そして、ルックがいい。海外でも絶対に愛される洗練されたビジュアルと、日本的なキャラクター設定が見事に融合しています。
YouTubeやinstagramのコメント欄を見てみてください。英語、スペイン語、ポルトガル語、韓国語。世界中のファンがコメントを残しています。これが「ファンの80%が海外」の証拠なんですよね。(80%は私の目視)
ショートフィルムの弱点を克服した「新体験」
ここで、Studio Wrongが成し遂げている本当にすごいことを整理したいと思います。
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