中途半端なVTuber事務所は全員潰れる。エンタメで勝つのは『大きな個人』だけ。
VTuber業界の売上構造を見ると、ちょっと異様な数字が並んでいます。
hololive(カバー):売上350億円 / 所属80名
にじさんじ(ANYCOLOR):売上300億円 / 所属150名
中規模事務所:合計でも50〜100億円を数百名で分散
個人勢:16,000人超
上位2社で650億円。中規模事務所を全部足しても、その7分の1以下しかありません。トップ2社が強いのはわかります。個人勢が増えるのも、コストが低いから理解できます。
問題は、真ん中が消えているということなんですよね。
しかも、消えていく中規模事務所の多くは、もともと個人勢のグループ(ギルド)として始まり、途中で「ちゃんとした事務所にしよう」と法人化した姿です。つまり、彼らは「成功したから法人化した」。でもその瞬間から薔薇の道を歩み始めることになるのです。
これはVTuberだけの話ではありません。漫画、音楽、動画、ゲーム──エンタメ全産業で同じ現象が進行中です。中間層だけが、例外なく消えていく。
なぜ、法人化した瞬間に組織は死に始めるのか?
なぜ、「成功したら法人化」という経営論の常識が、エンタメでは真逆に働くのか?
そして、これから個人クリエイターとして稼いでいくわたしたちは、この罠をどう回避すればいいのか?
その答えは、3つの目に見えない負債と、1つの構造的な選択にありました。
本記事では「なぜ『成功したら法人化』という経営論の常識が、エンタメでは真逆に働くのか」という問いを、VTuber業界の売上データ・法人化したギルドを殺す3つの構造的負債・そしてわたしがプロデューサー/事業統括として見てきた一次体験。この3つのレイヤーから紐解いていきます。
「成功したら法人化」は、ゴールではなく、転落の合図。
先に結論を置かせてください。
VTuber中規模事務所が潰れる理由はは、マネジメント下手だからでも、差別化不足だからでもありません。シンプルに…
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