「わかるということの意味」 佐伯胖
本書の整理
わかろうとする力を育てる
子どもたちが主体的に学びを決定していく「自己原因性感覚」を育てることが重要である。教師は、学習内容に対して子どもたちが「わかろう」とする過程を支える伴走者である。
「わかる」から「なっとくする」へ
人が「わかる」ためには、実際の活動との結びつきが必要である。「わかる」とは、すでに知っていること同士がつながり、新たな理解が生まれることを指す。いわば「点と点が繋がる」瞬間であり、この「点」を増やすためには、多様な体験を通じて「こうやればうまくいく」という小さな気づきを積み重ねることが重要である。これらの気づきが別の場所や時間で再び想記されることで、理解は徐々に深まり、自らの知識をより確かなものにしていく。さらに、人は実践を通じて「わかった」ことを、繰り返し経験する中で「なっとくする」へと昇華させていく。
まとめ
「わかる」ということは、良いものの判断基準を身につけることでもある。文化は「わかりあい」によって形成され、子どもたちはその担い手として文化を創造に関わっていく。
授業の中で、何を学ぶべきか、どのように判断するべきか、そして現在の知識から新しい知識をどのように生み出すかを考えるきっかけを与えることが授業において重要となると感じた。
