聴き上手は子育て上手
わたしは10年間「聴く」という
お仕事をしていた。
電話相談なので
相手の表情を見ることができない。
だからこそ、相手の声に耳を澄ませる。
それはとっても繊細な行為。
相談者は顔も知らない
どこの誰かもわからないひとに
自分が秘密にしておきたい
後生大事にしまっておこうと思っていた
ことをこっそり話をしてくれる。
これも相当勇気がいることだと思う。
だからこそ、いつも
「勇気を出して電話をしてくれて
ありがとう」の気持ちを忘れず、
受話器を上げていた。
はじめは誰でも緊張していることが
声を通して伝わってくる。
でも、だんだんと緊張がほぐれて
いくのがわかる。
それはきっと
「話を聴いてもらっている」
または
「受け止めてもらっている」
そんなことを感じているのでは
ないのだろうか。
「聴く」ことはとっても奥深い。
カウンセリングでもなんでも
「聴く」は基本中の基本。
昨年まで新人教育もしていたが
とにかく新人さんには
徹底的に「聴く」ことをしてもらった。
これが結構難しいんだよね。
聴いてもらえて満足だったのかどうかは
電話を切る時の相談者の様子でよくわかる。
途中で怒って電話を切る人もいる。
(無料相談あるある笑)
ほんとはね、
怒っていることにも意味があって
そこで切らないでおいてもらえると
次への気づきに繋がるんだけど
無料相談だしね、
それは相手の自由だし、
仕方がないよね。
わたしの場合、友だちと話していても
「話を聴くのが上手だね」と言われる。
(自慢話をしたいわけではなく)
あんまり意識していないので
何をもって上手と感じるのか
聞いてみると
どうやら
「受け取ってもらっている感がある」らしい。
ではどうやったら
相手に「受け取ってもらっている」と
感じてもらうことができるのだろうか。
答えは意外と簡単で
否定することなく
「そうなんだね」と聴くことなんだ。
以前、子育てでもこんな記事を書いた。
わたしは子育て、子育てって
言ってるけど
子育てしてたら
自然と人間関係だって良好になる
んじゃないかと思っている。
だって、子どもの話を聴くことが
できたら
他人の話も聞けるようになるでしょ。
(そんな簡単でもないか笑)
聴くって技術なんだよね。
聴く技術なんていうと
たいそうなものを想像してしまうかも
しれないけど
言葉にしてみたら
そうでもなかったりする。
ポイントはたくさんあるけど
そのひとつを挙げるとしたら
相手に興味を持つこと。
相手に興味が湧くと
「へえ~、そうなんだ!」って
ごくごくそれは自然に
相手の話に耳を傾けてしまう。
わたしの子育ての話の聞き方も
このスタンス。
相手は自分に関心が向けられている
ということが伝わるからこそ
話も弾む。
そんなこんなで
そろそろ「聴く」というお仕事も
再開していきたいと思う今日この頃なのである。
話すことも自己認識
書くことも自己認識
書いて自分を知るプロジェクトのファシリテーターをしています。
(現在、第3期実施中の為、募集はしていません)
