不登校より苦しかったのは、私の思考だった|子育て|発達凸凹|不登校
― 子どもを変えようとして壊れかけた母の話 ―
子どもが学校に行けなくなった日
私は
「どうしよう」より先に
“みんなは普通に行っているのに”
と考えていました。
心配よりも先に浮かんだのは
世間でした。
先生にどう思われるか
親にどう説明するか
ママ友に何と言うか
子どもの未来より
自分の“ちゃんとしていない母親”という烙印が
怖かった。
あのとき壊れかけていたのは
子どもより先に、私でした。
子供の未来より
私は「ちゃんとしなきゃ」に
飲み込まれていました。
足し算が止まらなかった
息子が休みがちになってから
私は不登校の原因を探し続けていました
起立性調節障害かもしれないと思い
病院も調べました
夜中の2時。
暗い部屋で
スマホの光だけが顔を照らしている。
「不登校 将来 終わり」
そんな言葉を打ち込んでいる自分が
少し怖かった。
でも止められなかった。
不登校 原因
発達凸凹 対応
起立性調節障害 改善
朝 起きられない 対処法
検索履歴は同じ言葉で埋まっていく。
本を買い
動画を見て
専門家の発信を読み
成功事例を探しまくりました
「今度こそ正解を見つけたい」
ノートにまとめ
線を引き
“これをやってみよう”と決意する
でも夜になると
不安はむしろ増えていました。
足りない
もっと何かあるはず
私の努力が足りないのかもしれない
気づけば、私は
“足し算”をし続けていました。
情報を足し
努力を足し
反省を足し
自分へのダメ出しを足す。
なのに
安心は少しも増えませんでした。
これ以上、何を足せば
私は安心できるんだろう‥
普通という見えない圧力
苦しかったのは
子どもが学校に行けないことだけでは
ありませんでした
「みんなは行っている」
その事実が
私をかなり追い詰めました。
周りと比べて
出来ない息子をみて悲しむ
行事の連絡が来るたびに
なんか胸がざわつく
LINEの通知が怖い
スーパーで制服姿の子を見ると
視線をそらしてしまう
普通であることが
こんなにも重たいなんて思わなかった。
いつのまにか私は
普通=安全
普通=成功
普通から外れる=終わり
そう思い込んでいました。
本当に
レールから外れたら終わりなのでしょうか。
頭では違うと分かっているのに
心が追いつかない
それでも私なりに
発達凸凹の特性を理解しようと必死でした
「私の育て方が悪いのかも」
夜になりお風呂や眠りにつく頃になると
私の自己否定が始まります。
あのとき強く叱ったから?
あのとき話を聞かなかったから?
スマホを持たせるのが早すぎた?
もっと甘えさせるべきだった?
過去を何度も再生する。
何年も前の出来事を
今日の原因にする。
「私の育て方が悪いのかも」
その言葉は
確実に私を削りました。
外では「大丈夫」と言い
笑顔を作る。
でも帰宅すると
どっと疲れる。
誰にも言えない本音がありました。
私がいなければ
この子はもっと楽だったのかもしれない。
そう思った夜も、正直あります。
守りたいはずなのに
私は子どもを守りたい
本気でそう思っていました。
でも朝になると
息子に説得が始まる。
「少しだけ行ってみない?」
「午後からでもいいよ」
「このままでいいの?」
正論を並べる
将来の話をする
“あなたのため”と言いながら
私は必死で動かそうとしていました。
子どもの顔は無表情
空気が冷える
守りたいと言いながら
私はコントロールしていたのかもしれません。
崩れた日
ある日の朝、私はイライラを
息子に向け爆発してしまいました。
言ってはいけない言葉を
言ってしまった。
「どうしてなの」
「みんな頑張ってるのに」
「このままでいいの?」
子どもは黙ったまま
その沈黙が怖くて
さらにキツイ言葉を重ねてしまう。
言い終わった瞬間
「あ、言いすぎた」と分かる
でももう戻せない
子どもの沈黙が
自分を裁いているように感じる。
夜、後悔で私はひとりで泣きました。
母親失格
何も解決していない現実
でも一番怖かったのは
この状態がずっと続くかもしれない
という未来でした。
足し算をやめた日
ある日、私はふと
何も調べないと決めました。
もう、なにか吹っ切れたのか
強がりなのか自分でも分からなかった
検索しない
未来を考えない
正解を探さない
ただ、その日を過ごす。
子どもに何も言わなかった朝
重たい空気があるのは変わらない
でも、
私の中の焦りが少しだけでした。
劇的な変化はありません。
学校に行けるようになったわけでもない。
でも
私の感情の揺れ幅が小さくなりました。
もしかしたら整えるって
こういうことなのかもしれない。
息子は息子
私は私
それでいいのかも
そう頭をよぎりました
整えるとは
前向きになることではありません
ポジティブ思考を身につけることでもない
子どもを変えることでもない
不安をゼロにすることでもない
飲み込まれない距離を作ること
足すのではなく
引くこと
思考に居場所を作ること。
それだけで
世界の見え方が少し変わりました。
現実はすぐ変わらない
正直に言います
すぐに学校に行けるようになったわけでは
ありません。
未来が急に明るくなったわけでもない
不安は、今もあります。
でも
一日中引きずっていたものが
数時間で戻れるようになった。
爆発していた言葉が
一呼吸で止まるようになった
それだけで
家庭の空気はやわらぎました。
子どもの表情が
少しだけ柔らかくなった日がありました。
劇的ではない。
でも、確実でした。
もし今、あなたが
ここまで読んで
胸がざわついているなら
「わかる。でも戻ってしまいそう」
そう感じているなら
それはきっと
あなたも“足し算”を続けてきたから。
整えるには、順番があります
私は間違えました
遠回りもしました
自己否定を繰り返しました
だから分かったことがあります。
このnoteでは
✔ 足し算が止まらない本当の理由
✔ 不安と距離を取る最初の一歩
✔ 普通を降りるための思考整理
を書いています。
読むだけで
少し呼吸が深くなります。
今すぐ変わらなくていい。
でも少しでも気持ちが楽になれたなら
うれしいです。
keiko
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この度はチップまで、本当にありがとうございます。
あたたかなお気持ちがとても励みになります。
いただいた想いを力に変えて、これからも心が少し軽くなる発信を届けていきます。