娘にリレーの話をしたら、返事に負けた
年長の娘は、最後の運動会に向けてリレーの練習中。
たまたま練習を見る機会がありました。
娘のチームは4チーム中2位。
「おっ、いい位置!」
と思いながら見ていると、娘がバトンを受け取りました。
私は心の中で、
「頑張れー!前の子を抜けー!」
と応援。
ところが娘は、前を走る1位の子との距離をずっと同じくらいに保ったまま走っています。
前の子のスピードが少し落ちても、なぜか娘も少し落ちる。
「あれ?」
抜こうと思えば抜けそうなのに、抜かない。
リレーの楽しさがまだわからないのかな。
そんなことを思っていました。
家に帰ってから聞いてみました。
「なんであの時、前の子を抜かなかったの?」
「抜いて1位になれたら、お友達もお母さんたちも喜ぶんだよ」
すると娘は少し考えて、
「みんなは喜ばないでしょ」
と言いました。
「え?」
と思っていると、
「抜かれちゃった子のお母さんは悲しいよ」
と一言。
なるほど。
確かに。
それは確かにそう。
ぐうの音も出ませんでした。
リレーを見ていた私は、
「前の子を抜く」
ことしか考えていませんでしたが、
娘は
「抜かれた子のお母さん」
のことを考えていたようです。
その話を夫にすると大笑い。
でも、前の子との差をしっかりキープして走っていた娘を思い出すと、
あれは手を抜いていたわけではなく、
娘なりに真剣に走った結果だったのかもしれません。
リレーの楽しさを伝えるのはなかなか難しい。
でも、子どもの発想って本当に面白いなと思った出来事でした。
