見出し画像

「請願」ってなに?どう使う?✍️どうなってるの文京区議会#16

「選挙に行ったってどうせ何も変わらない」
「政治ってデモで怒ってる人たちのものでしょ」

そう思っていませんか?
実は、あなたのそのモヤモヤを政治に届ける「知られざるインフラ」があります 。

政治=怒りはもう古い?
あなたの素朴な疑問を議会の現場につないだら――今回はそんな「請願(せいがん)」についての解説とトレンドをお届けします 。

※イラストはNotebook LMで生成したものです

スルー禁止!抜群の法的強制力

議会への要望には、「陳情(ちんじょう)」と「請願(せいがん)」の2種類があります。 よく知られているのは陳情ですが、これには法的な義務がありません 。議会が「今回はスルー」と決めればそれまでです 。

でも「請願」は違います。憲法と地方自治法に守られているからです。

  • 国民の権利:単なる慣習ではなく、憲法第16条と地方自治法第124条が保障する正当な権利です 。

  • 議会の義務:議会は受理した請願を必ず審査し、全議員で「採択」か「不採択」かを採決しなければならない義務を負います 。

選挙でなくても、議会に直接あなたのモヤモヤを届け、答えを得ることができる——そんな切り札が請願です 。

目的は採択?それとも焦点化?

強い強制力の反面、請願には実施を「確約」させる拘束力はありません。
目的は、議会で議論させることであなたの疑問を「まちの論点」にすることです。

請願の採否を審査するには、議員にも行政にも入念なリサーチが必要です。
フォローアップを求めて進捗を可視化させたり、新たな請願を提出して議論を掘り下げたり。
採択されてもされなくても次のアクションにつなげることができます。

議員は門番?それとも「推し」?

請願を議会に届ける上で最大の壁が「紹介議員」の制度です。
この「1人以上の議員の紹介がなければ提出できない」という決まりのせいで、「趣旨に賛同できない」と紹介を断る「門番」のような議員が後を絶ちません 。

そこで、このハードルを飛び越えるための「請願体験キット(プレイブック)」を提案します。

  1. 「中高生」版プレイブックで議会を教材に
    学校やクラスのモヤモヤを「交換ノート」で可視化して議会に提出します。請願のハードルを下げるためクラス全員で署名・匿名化し、請願を審査する委員会を授業で傍聴することで、主権者教育の機会にします。

  2. 「ジェンダー」版プレイブックで議員をチェック
    ジェンダー平等や女性のエンパワーメントに関する請願で、紹介議員が「上から目線(パターナリズム)」になっていないかを監視します 。審査までの全プロセスをSNSで公表・評価して、議員のジェンダー意識の向上を迫るアプローチです 。

  3. 「推し議員」版プレイブックで選挙の判断材料に
    前回の選挙であなたが投票した議員に「推し議員」へのファンレターとして願いを届けます 。あなたの信託に応えてくれるかをチェックし、要望や改善点を突っ込んで、次の選挙で再び投票するかの判断材料にします。

議員に頼んで「紹介してもらう」のではなく、紹介をとおして議員をテストする——政治の主導権をあなたの手に取り戻すための「発想の転換」です 。

ラブレターでもOK!請願のDX化も

発想を転換するには、四角四面の硬い書類やハードルの高い手続き、そんな政治のイメージを変えるUI/UXのリデザインも大切です 。

  1. デザインで敷居を下げる
    請願の仕組みを図解した「ZINE」や違和感を言語化する「モヤモヤ発掘シート」、ラブレターや日記のような「請願テンプレート集」など、あなたのアイデア次第でポップに制度を活用できます。

  2. スマホでポチッと提出できる
    紹介議員や議会事務局のアドバイスが不要な場合、入力確認チェック表を添えてメールで提出できます。あとはあなたの「推し議員」からの「見ましたよー」という返事を待つだけです。

  3. 議会と一緒に広報する
    「議会モニター」のようなしくみを使えば公式メディアでも広報できます。請願プレイブックの体験日記をSNSで発信し、レポートを広報誌に掲載すれば、もっと多くの人に面白さが伝わります。

請願はもう一部の「市民活動家」だけのものではありません。
あなたが使える「議会とのコミュニケーションツール」へのアップデートは進行中です。

あなたの「モヤモヤ」がまちを動かす

「政治的であること」は、怒ることでも敵を探すことでもありません。
自分のまちに、自分の手で「問い」を出せることです。

誰かに不満をぶつけたり批判したりすることで「政治に参加した気」になるのではなく、日々感じているモヤモヤを社会への問いに変え、議会に投げかけてみませんか。
あなたが今日感じたその小さな違和感が、まちを動かす次の問いになるかもしれません。

ナレーション解説スライド


いいなと思ったら応援しよう!