異形の他者性詩学
青い媒質を通り抜けて
絶対的他者が立ち現れる
顔ではない顔が揺れる
無限の責任が生まれる
透明な皮膜の向こう側
六つの眼を持つものが佇む
その視線は理解を拒み
同化することを許さない
白い人が語った倫理は
異形の姿をまとって現れ
人間的な形態を超えて
根源的な問いとなって響く
水晶の触手が伸びてゆく
認識の限界を超えて流れ
把握できないものこそが
真の他者性を宿している
青い光の屈折の中
異なるものたちが出会う
決して一つにはならずに
永遠の距離を保ちながら
透明であることは
見通せることではない
不可解なものの
純粋な現前がそこにある
存在の彼方から来るもの
恐怖でも憐憫でもなく
ただ絶対的な差異として
静寂の中に佇んでいる
