【詩のようなもの】 a forbidden place 《3つのお題に空想のひらめきを第42回》

この国の各地には
人が踏み入ってはならない
禁足地があります
そのように指定された
主な理由は
危険であるため
そして
何かしらの保護を
目的としたためです
例えばこちらの
田畑に囲まれた中に
ポツンと残る
竹やぶの秘密は
このようなものです
うぐいすと春の手紙が
届くころ
村の小さな竹やぶに
きつねの親子が
住み着いた
農作物に影響は出るが
村人たちはその姿を
神聖なものとして
駆除をせず
見守った
藩主が変わり
住民たちは
重い徴税に
苦しめられるようになった
たまりかねた彼らは
一揆を起こしたが
鎮圧され
加担した者たちに
磔などの処罰が
下されることになった
だが
村人たちはある日
消えてしまい
残された足跡は
全てが竹やぶに
向かっていた
調べに入った
武士たちも
戻ってくることはなかった
以降この竹やぶは
人が
足を踏み入れてはならない
禁足地として
扱われるようになりました
きつねの恩返しと
呼べる範疇の
出来事なのか
それは判断が
難しいですが
長く
人が入ってはいけない
人が入ることのできない
地には
このような
想いや
生き方から生まれた
物語が
静かに
眠っており
ゆえの
禁足地なのです
*こちらに参加させていただきました🙇♂️
お題:
うぐいすと春の手紙
きつねの恩返し
竹やぶの秘密
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