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息子が動き出した夏

6月中旬、息子が「バイクの免許を取りたい」と言ってきた。

親ローンで、免許合宿とバイクをお願いしたいと。

正直、とても迷った。

昼夜逆転の生活。

通信高校にもなかなか足が向かない。

レポートも思うように進まない。

そんな状況で、本当に免許合宿なんて行けるのだろうか。

朝は一人で起きられるのか。

講義をちゃんと受けられるのか。

規定の日数で卒業できず、延長になるんじゃないか。

心配ばかりだった。

それでも送り出すことを決めた。

7月上旬、息子は県外で9日間の免許合宿へ。

結果は、私の心配をよそに、ちゃんとやり遂げて帰ってきた。

朝も起きて、講義を受けて、予定どおり卒業。

その姿を見て思った。

私は「できないかもしれない」と心配していたけれど、息子には息子の力がちゃんとあったんだ。

親の心配と、子どもの力は、必ずしも同じではないんだと教えられた出来事だった。

そして7月末。

念願だったバイクが家にやってきた。

ここ数日は毎日のようにバイクで出かけている。

事故の心配は尽きない。

それでも、家で昼夜逆転の生活を送っていた頃を思うと、大きな変化だと思う。

回復は、ある日突然ではなく、小さな「できた」の積み重ねなのかもしれない。

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