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肚(はら)

 画像は、登山した高千穂の頂上の歌碑です。私なりに読んでみました。
 「あしはらのみずほのくにのゆたけきはあまつみおやのをかげなりき」

 今回は、肚(はら)について、綴ってみました。

(1)肚(はら)の人の交渉

 鹿児島では、西郷隆盛のことを、親しみを込めて西郷(せご)どんと呼んでいます。
 かねて、西郷どんの遺訓を読んだり、生き方を学んでいますが・・・、
 ユーチューブで、執行草舟氏(しぎょうそうしゅう、バイオ関連⦅ではないかと思います⦆の会社の経営者)の、西郷どんは肚の人であるという話は、西郷どんを一口で的確に言い表していると思いました。
 
 武力攻撃をしないで、江戸の庶民を火災から守った江戸無血開城は、薩摩の西郷隆盛と、幕府側の勝海舟、山岡鉄舟との折衝により実現しました。  
 肚を割った、掛け値なしの交渉でした。

(2)肚

 西郷どんの、真っすぐな人柄が、沖永良部島への島流しという過酷な運命を招いたと思いますが、ここでの苦難が、一切を天に任すという大きな肚を作りあげたのではないでしょうか。
 
 肚とは、何かと問われれば、未熟な私の経験からすれば、頭でああだこうだと考えるところから離れて、おなかで整理して、むしろ、おなかから浮かんで来るというか、かねての鍛錬から出てくる、清濁あわせのむ真情といえるのではないでしょうか。

 日本人は肚の民族であるとも聞きますが、西郷どんは、まさに肚の人であり、西郷どんを学ぶには、頭で考えるだけでは難しい、とつくづく思います。 

(3)臍下丹田

 剣道では、臍下丹田に気を集めて、練磨しなさいと言われますが、昔から、肚の力というのは認識されていたと思います。
 松木草垣(そうえん)女史は、すでに亡くなった方ですが、いつも肚が大事ですよ、肚のみたまに生かされているんですよ、と説かれていました。
 肚とかみたまとか言っても、目には見えませんが、日常の煩雑さをこなしつつ、大自然との対話に取り組むというような地味な生き方から、直感的に感じられるようになるのではないでしょうか。
                               以 上



 

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