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「推し活」型選挙と民主主義    「推し活」型選挙は脳科学で観ると退治できない民主主義のバグでは?

 本日、衆院選が公示されました。12日間の選挙戦が始まり、2月8日に投開票となります。今回も、SNSが高い影響力を持つ「推し活」型選挙(私が作った新語?)となります。

 社会が疲弊し、格差が拡大すると、リアルな報酬を期待する恋愛や出世志向が衰退し、リアルな報酬を期待しない所謂「推し活」が盛んになります。「推し活」を脳科学的にみると、わくわく感/期待感の報酬系ドーパミン、愛着システムのオキシトシン、そして感情共有のミラーニューロンが強く働いているとのことです。恋愛や出世は報酬を得られないリスクが高いので、マイナス社会では衰退していきます(人口減少の大きな理由の一つ)。

 調べていませんが、おそらく、社会経済の停滞/衰退と「推し活」の興隆は正の関係(GDP成長率と反比例)ではないかと想像しています。
 この日本での「推し活」ブームは、一昨年あたりから選挙活動に波及してきている気がします。若者の投票率の異常といえるほどの増加、SNSを最大活用する少数政党の躍進などが顕著になってきています。

 リベラルの衰退とか、SNS政治の弊害とか、いろいろ言われてますが、私は、残念ながらこの「推し活」型選挙は民主主義の根源的な弱点であり、克服するのは大変難しいと思っています。ナチスもトランプもみなこの「推し活」型選挙から生まれてきています。つまり、退治できない民主主義のバグみたいなものではないでしょうか?
 社会の閉塞感や格差が一定のレベルを超えてしまうと自然に出現してしまうのではないかと思っています。

 民主主義に寄生するこの「推し活」型選挙にどう対処したらよいのでしょうか?基本的には、格差の少ない社会、希望の持てる社会の実現しかありません。医学的に言えば、時間をかけて、食事療法や運動療法で体質改善を図るしかありませんが、救急措置としては、寄生虫の虫下しと同じで、選挙に際する過激なSNSの規制や、選挙違反処罰の厳格化で対応すべきだと思っています。

 SNS選挙を嘆くより、格差の少ない社会、希望の持てる社会の実現に努力しましょう。

 


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