「心にささったままの言葉のトゲをじょうずに抜く本」 by kokko さんを読んで
出版コミュニティーの仲間である、ハートカウンセラーのkokkoさんが9月24日にめでたく3冊目の著書を出版されました❣
私なりにご本の感想を書いてみたい思います。
まず、読み始めて一番驚いたことは、kokkoさんが子供の頃、お母さんに言われて傷ついていた言葉…
「早くしなさい」「のろま」「グズ」
「お姉ちゃんなんだから」
これらは、まさに私が子供の頃言われていた言葉だったことでした。
私も元々マイペースというかおっとりした性格で、周囲を意識して
「負けたくない!」などと発奮するタイプではなかったので、うちの母は
(この子大丈夫か?)と、イライラしていたのかもしれませんー。
けれど、私は何も悪いことをした覚えがないのに、「グズ!」「のろま」などと、まるで無能であるかのように何度も言われると、
本当に傷付き、悲しかったし、しんどかったのを覚えています。
私は4人兄弟でしたが、他には誰もそんな風には言われていなかったことが、ますます私に自信を失わせました。
そして私はいつの間にか「私は急がなければいけないんだ!」という強迫観念に取りつかれ、本来の自分の思考が出来なくなっていったように思います。(悲劇…)
また、後に成長してから、動作がとてもスローであるのに悠然としている友達にイライラしたこともあります。
その子はきっと、私のようなことを言われずに育ったのでしょうね…
(私はこんなに頑張って、急ぐようにしてきたのに !!)と、なんともやり切れない気持ちになったものです。
幼かったあの頃、同じように傷付いていたkokkoさんともし出会えていたら…
お互いに抱き合って慰め合って、励まし合うことが出来たのかもしれないな~などと、空想好きの私は想像したのでした。
私もこのような経験が有るため、「言葉」の影響力というのは良くも悪くも本当に大きいと実感しています。
kokkoさんのお母様も、うちの母も、当時はそのようなことを知らずに感情に任せて言ってしまったのでしょうね…
かく言う私も感情的になれば、「トゲ」になる言葉を投げかけてしまわないとも言えませんー。
また一方で、本書の中でkokkoさんが「魔法の言葉」と言われているような「ありがとう」「大丈夫」などの良い言葉は、たとえ困難な状況の中にあったとしても自分自身を励まし、勇気づけ、『自己肯定感』を上げることで人生を良い方向へと動かす力もあるということです。
悲しい記憶のある子供時代から時は流れに流れ、すっかり大人になった私は、人生の折り返し地点を過ぎる頃にとても大きな転機を迎えました。
その内容をここで詳しく書くと長~くなってしまうので省略しますが、
その時点から、私ははっきりと意識して「自分らしく生きる!」と決めました。
「自分の感情」、「自分の好きな物」、「自分が幸せだと感じる事柄や場所」などについて、意識して大切にするようになったのです。
そのようにして暮らすようになり、「自分の価値観」というものに目覚めるようになりました。
そしてそんな自分の価値観に従うことで、迷いや不安が圧倒的に少なくなっていきました。
そのような中で、kokkoさんと同じように私自身も自分で自分を励ますような「言葉」に出会ってきたことに気付きました。
kokkoさんのご著書は「言葉」に焦点を当てているのですが、kokkoさんの人生がまさに私自身の人生とも重なる部分があるように感じられ、とても共感しながら読ませていただきました。
子供の頃にはお母様の心無い言葉のトゲに傷付き、苦しんだkokkoさんですが、そのことがあったから「言葉」に対しての感性が研ぎ澄まされ、呪いをかける「トゲ」となる「言葉」と、それとは対照的な「魔法」になる「良い言葉」があることを見つけられ、現在では、そのようなトゲが刺さったまま、そのことにも気付かず日々悩んだり苦しんだりしておられる方々を救っておられるのです。
普段、何気なく使っている「言葉」、改めて意識してみようと感じさせてくれるとても素晴らしいご著書です。
秋田 緑さんの装丁がまた、綺麗で可愛くてホッとします (^^)
是非、皆さんも手にとっていただけたら嬉しいです。
