【夜のトイレ問題】「バケツ洗いたくない…」でOK!在宅介護を救う、ポータブルトイレの汚さない工夫(※注意点あり)
こんにちは!「ケアパッ!」管理人のkeapa(ケアパ)です。
「夜中、親にトイレに起こされて眠れない…」
「暗い廊下を歩かせるのが、転倒しそうで怖い…」
そんな悩みを持つ方に、私たちはよく「部屋に置けるトイレ(ポータブルトイレ)」の導入をおすすめします。
でも、多くのご家族がこう言って躊躇されます。
「部屋が臭くなりそうだし、毎朝バケツを洗うのが嫌です…」
分かります。あのバケツに入った排泄物を、トイレまで運んで流し、さらにバケツを洗う…。
想像するだけで憂鬱ですよね。水が跳ね返ることもあるし、衛生的にも精神的にもキツイ作業です。
私たち施設などの現場では、衛生管理のため毎回しっかり洗浄・消毒を行いますが、
これを毎日、自宅でお一人で続けるのは本当に大変です。
そこで今日は、介護のプロとして、**「在宅介護なら、少し手抜きをしてもいいんですよ」という視点で、負担を劇的に減らす「バケツを洗わない工夫」**をご提案します。
「水」を張らなくてもいい方法
説明書には「バケツに少し水を張ってください」と書いてあることが多いですが、在宅介護でこれをやると大変です。
• 重たくて運ぶのが大変。
• 捨てに行く時にチャプチャプしてこぼしやすい。
• おしっこが跳ね返ってお尻が濡れる。
そこで、おすすめしたいのが、以前の記事でも紹介した**「防臭袋(BOS)」と「ペットシーツ(またはオムツ)」**を使った裏技です。
掃除ゼロ!「被せてポイ」の3ステップ
やり方は、ゴミ箱に袋をセットするのと同じ感覚です。
ステップ1:バケツに袋を被せる
ポータブルトイレのバケツを取り出し、その上から大きめの袋(防臭袋BOSのLLサイズや、厚手のポリ袋)をガバッと被せます。
バケツの内側を完全に袋でガードします。
ステップ2:吸収シートを敷く
袋の中に、ペットシーツ(犬猫用でOK)や、尿とりパッド、あるいはトイレットペーパーを数メートル分クシャクシャにして敷きます。
これで、おしっこをしても跳ね返らず、水分をキャッチしてくれます。
ステップ3:終わったら、袋ごと結んで捨てる
排泄が終わったら、袋の口をギュッと結んで取り出すだけ。
バケツは一滴も汚れていないので、洗う必要はありません。そのまま元に戻すだけです。
【重要】やる前に知っておいてほしい「2つの壁」
この方法は最高に楽ですが、メリットばかりではありません。現場を知る人間として、正直にデメリットもお伝えしておきます。
1. 認知症の方による【分からず触る】のリスク
認知症の症状によっては、バケツの中に見慣れない袋やシートが入っていると、気になって触ってしまうことがあります。
• 「これはゴミだ」と思って取り出してしまう。
• ビリビリに破いてしまう。
• どこかに隠してしまう。
こうなると、逆にお部屋が汚れる大惨事になります。
対策としては、**「使う直前にセットする」か、普段は「フタをして見えないようにする」**などの工夫が必要です。もし触ってしまう場合は、この方法は諦めて通常通り使いましょう。
2. 毎日続けると「コスト」がかかる
バケツを洗う「手間」はゼロになりますが、その分「お金」はかかります。
袋代とシート代で、1回あたり数十円。毎日数回となると、月々の負担は増えます。
• 節約術: 高い専用シートではなく、安価な「ペットシーツ」や「新聞紙」を使う。
• 使い分け: 「余裕がある昼間はバケツを洗う」「疲れている夜間だけはこの方法を使う」と割り切る。
「時は金なり」と言いますが、**「介護者の睡眠時間はプライスレス」**です。
ご自身の体力やお財布事情と相談しながら、無理のない範囲で取り入れてみてください。
災害時にも役立つ知識
この方法は、実は**「災害用トイレ」**と全く同じ仕組みです。
ポータブルトイレを導入しておけば、もし地震などで断水して家のトイレが流せなくなっても、この方法でそのまま使えます。
介護用としてだけでなく、「家の防災備蓄」としても最強のアイテムなんです。
まとめ:あなたの睡眠を守るために
施設のように完璧を目指す必要はありません。
「バケツを洗う手間」と「ニオイの恐怖」さえなくなれば、ポータブルトイレは最高の味方です。
ベッドのすぐ横にあれば、ご本人も間に合わない失敗が減りますし、何より移動のリスクがなくなります。
あなた自身の睡眠時間を確保するためにも、ぜひこの「洗わないトイレ生活」、選択肢の一つとして検討してみてくださいね。
「被せるだけで準備完了。後は捨てるだけの“神”アイテムです。」
今回ご紹介した「防臭袋」と「ペットシーツ」の組み合わせです。コスパ最強!
