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【往復書簡・番外編】近藤弥生子さんとの初対面が叶った日

台湾在住のノンフィクションライターで、Voicyパーソナリティでもある近藤弥生子さんとの往復書簡。これまでのやりとりは、こちらから。

お互いの持ち物を見せ合うように
noteでやってる往復書簡

台湾と日本、離れた場所で暮らす私たちが、相手のことをほとんど知らないまま始めた往復書簡。きっかけは近藤弥生子さんの書いた本の感想を、私がインスタにあげたこと。それからVoicyのゲストに呼んで頂き「まだ話し足りないね」と、交流の場をnoteへ移しました。

今年の1月からこれまでにやりとりした手紙は7往復14通。正反対の学生時代や誰かに貰った大事な言葉、不登校問題について思うこと、パートナーとの関係など、お互いの持ち物を見せ合うように手紙のやり取りを続けています。

そんな大切なお友だち弥生子さんと、なんと先日お会いすることができたんです。

イベントのために福岡へ
こんなに早く会えるとは!

今回初対面が叶ったのは、弥生子さんが登壇される講演やトークイベントのために福岡に来ることになったから。私もトークイベントに参加させてもらったのですが、ここではそのイベントが始まるちょっと前の話をしようと思います。

独立系書店「BOOKS KUBRICK」での
弥生子さんと店主の大井さんのトークイベント
(撮影・提供:BOOKS KUBRICK)

17:10
神社で待ち合わせ。
小説みたいな状況にときめく

弥生子さんの福岡での忙しいスケジュールの合間に、待ち合わせをしたのは福岡市東区にある筥崎宮はこざきぐう。1,000年以上の歴史があるといわれる由緒ある神社です。

終わったばかりの講演のお仕事から、次のトークイベント会場に向かう経路の途中にあって、寺社仏閣好きな私もゆっくり訪れたかった場所。

お互いに会ったことがないまま、手紙のやりとりをしている二人が、初めて神社で待ち合わせする。って、なんだか小説みたいなシチュエーションに、正直まんまとときめきました。

左に見える赤い柱のあたりに弥生子さんを発見!
(この写真には写っていません)

夕方だということもあり、境内に人の姿はまばら。そわそわした気持ちでひとまず楼門の前まで行ってみたら(待ち合わせの詳しい場所は決めてなかった。笑)、お守りの授与所の前に弥生子さんの姿が。

子どもの頃箱崎で暮らしていた弥生子さんが
七五三をした思い出の神社でもあるそう

私が来たことには気づいてないようだったので、どうやって登場しようか、がらにもなく一瞬考えたんですが(近づいて驚かせるとか、遠くから感動的に駆け寄るとか)、結局普通に歩み寄って普通に声を掛け、そのあと「うっわ!めっちゃ嬉しい!!」と、側にいた人が振り返るほどひと騒ぎして初対面を果たしました。

17:20
パン屋さんでおしゃべり。
話の内容がすごく「私たちらしい」

筥崎宮から歩いてすぐの場所に

参拝後にぽつぽつと雨が降りだしたので、筥崎宮から歩いてすぐのパン屋さん「ナガタパン」へ。おばあちゃんちを思わせるレトロな雰囲気のお店です。

家族の分も買って帰っていた弥生子さん

お店の2階は筥崎宮の緑を眺められるイートインスペースになっていて、私たちは窓際のカウンターに席を取りました。

弥生子さんの次のイベントの打ち合わせが18時に控えていたので、会場までの移動を考えると17時45分にはここを出ないといけない計算。ゆっくり話せる時間は30分もありません。

そんな限られた時間。念願の初対面を果たした二人が窓際の席に並んで座って、どんな穏やかな会話を繰り広げたのかな

人気の練乳パンにはクリームがびっしり

と思いました?それが全然。

「会えてうれしいね~」はそこそこに、発達特性がある子の学校での学び方のこと、インクルーシブ教育のこと、DCD(協調性運動症)の認識がもっと広まって欲しいこと、障がいのある人の雇用機会のこと、今年最高裁で同性婚裁判の判決がでそうなこと、性自認や性的指向をカミングアウトする必要がない社会になって欲しいこと、台湾で同性婚が認められるようになってからの世論の変化、皇室典範の改正の話などなど、そんな話をしていました。

ちょっとびっくりでしょ?笑

ただ、これが弥生子さんとだと、
すっごく面白いんです。

普段誰かと「お茶しよう〜」ってときに、まず出なさそうな話ばかりだけど、そんなとこも含めてすごく「私たちらしい」。誰かと意見を交わすことが楽しい!考えを聞いて欲しい!あなたの考えも聞かせほしい!っていう感覚が、似てるような気がします。

返事がすぐにはこない手紙と違って「これ知ってる?どう思う?」って投げたボールが、どんどん返ってくるのがすごく嬉しくて。短くても、心がたっぷり満たされる時間でした。

あと、ヒロアカ(僕のヒーローアカデミア)で誰が好きかって話も!弥生子さんは相澤先生が好きらしい。私は飯田君のインゲニウムかなぁ。元優等生つながりで、どこか惹かれるものがあるのかもしれません。

<元優等生の話はこちらの往復書簡参考>

17:45
歩いてイベント会場へ
道すがら貰ったうれしいことば

パン屋さんをでたあとは、再び筥崎宮を通ってイベント会場の「BOOKS KUBRICK」へと向かいました。歩いてる最中も、最近行ったイベントや弥生子さんのVoicyのプレミアムリスナーさんたちの話題などあれこれおしゃべり。

境内で見つけたカギしっぽの2匹のクロネコ

そんな何気ない会話のなかで、心に残ったことがあって。それは「キーコンさんは相手に気づかせないように気遣いをするのが上手」といってくれた弥生子さんの言葉。

私は内向型でHSP気質。世の中の同じ気質の人たちがおそらくそうであるように「気づかれないように上手く気遣っちゃう」から、思いが伝わらなかったり、報われなかったり、そういうことも案外多いんです。

私が寺社仏閣を好きなのは緑が多くて
ほっとできるというのも理由の一つ

だから、わかってくれてる人がそばにいる。これってすごく報われたような気分。弥生子さんは自分のことを「ずぼらで適当な性格」ってよく言うけど、まぁそれはそうなのかもしれないけど、相手のことを表面的な情報だけで判断せずにその先の本質に目を向けられる人なんだなぁって、今回実際に会ってみて感じることができました。

初めて会うのに
隣にいて安心できる人

今回の初対面を弥生子さんがまとめてくれていたnoteで、

まるで同級生と久しぶりに再会したみたいな気持ちでした。KEACONさんはどうだったのでしょう。笑

と笑って言っていたこの件ですが、私もまったく同感です。初めて会うのに、横にいて不思議とすごく安心していました。

別れがすごく名残惜しかったんだけど、続きはまた往復書簡で。今回実際に会ったことで、二人の間の見えない繋がりがちょっと強くなった気がしています。(私の気のせいじゃありませんように!)

イベント後の懇親会で撮った記念写真。
左が私、右が近藤弥生子さん


おまけ:弥生子さんへ

お土産にもらったナッツがざくざく入ったラー油。すっごく美味しかったです。帰ってから気づいたんだけど、青木由香さんとされているポッドキャスト「台湾、暮らしの珍道中」でおすすめ調味料として紹介されていたやつですね、これ!!心して食べます。ありがとう。

水餃子に頂いたラー油と味ぽんで


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