社会福祉法人 貸借対照表と資金収支計算書の関係を徹底解説!
社会福祉法人 貸借対照表と資金収支計算書の関係を徹底解説!
ある日の会話
税理士タマゴのカケル「先輩!貸借対照表と資金収支計算書の関係がいまいちピンと来ないんですけど…。」
ベテラン税理士のサクラ「お、いい質問ね!じゃあ、ちょっとカフェでコーヒーでも飲みながら説明しようか。」
カケル「やった!スイーツも頼んでいいですか?」
サクラ「もちろん!その代わり、しっかり理解して帰ること!」
1. 貸借対照表と資金収支計算書の関係とは?
貸借対照表(B/S)と資金収支計算書(C/F)は、経営の健康状態を示す大切な財務諸表だけど、意外とその関係を説明できる人は少ない。
ざっくり言うと、
「資金収支計算書は、貸借対照表の流動資産と流動負債の増減をベースにしている」
ということ。
つまり、
流動資産が増える → 資金収支計算書ではプラス要因
流動負債が増える → 資金収支計算書ではマイナス要因
になるんだ。
2. 具体例で考えてみよう!
ケース1:車両運搬具を500で購入!
カケル「例えば、車両運搬具を500で購入した場合はどうなるんですか?」
サクラ「良いところに気づいたね!この場合、
固定資産(車両運搬具)が500増加
流動資産(現金預金)が500減少
することになるよね?」
カケル「なるほど…。ってことは、貸借対照表では固定資産が増えて、流動資産が減るんですね。」
サクラ「そうそう! 重要なのは、流動資産が減っているという点。つまり、資金収支計算書では **資金が減った(マイナス要因)**として計上されるんだ。」
カケル「なるほど!じゃあ、資金収支計算書に計上する必要があるってことですね!」
ケース2:短期運営資金融資500を受けた!
カケル「じゃあ、短期運営資金融資500を借りた場合は?」
サクラ「これは逆の動きになるよね。
流動資産(現金預金)が500増加
流動負債(短期借入金)が500増加
する。」
カケル「ってことは…資金収支計算書ではどうなるんですか?」
サクラ「ここがポイント!
流動資産が増加 → プラス要因
流動負債も増加 → マイナス要因
この場合、増加と減少が相殺されるので、資金収支計算書には計上されないんだ!」
カケル「えっ!?資金が増えたのに?」
サクラ「そう、これは資金の出入りではなく、単なる資金調達だからね。」
ケース3:事業未収収益500を普通預金に振り替えた!
カケル「じゃあ、事業未収収益500を普通預金に振り替えた場合は?」
サクラ「これも、さっきのケースと似てるね。
流動資産の中で現金預金が500増加
流動資産の中で事業未収収益が500減少
この場合、増加と減少が相殺されるので、やっぱり 資金収支計算書には計上されない。」
カケル「そうか!資金収支計算書に載るのは、流動資産や流動負債の増減が相殺されない場合だけってことですね!」
サクラ「その通り!よく理解できたね!」
3. アクティブリコール問題
最後に、しっかり定着するために問題を出すよ!
【問題】
貸借対照表の流動資産と流動負債の増減が資金収支計算書に影響を与える理由は?
車両運搬具を購入した場合、資金収支計算書にはどのように記載される?
短期借入金を500受けた場合、資金収支計算書には計上される?
流動資産の中で振替があった場合、資金収支計算書には載る?
流動負債が増えたとき、資金収支計算書ではどう計上される?
資金収支計算書が貸借対照表と異なる役割を持つ理由は?
次期繰越活動増減差額とは何を意味する?
4. 【解答】
資金の増減は、流動資産と流動負債の差額として計算されるから。
固定資産の増加と流動資産(現金)の減少が発生するので、資金収支計算書に計上される。
計上されない(流動資産と流動負債が両方増えるだけだから)。
載らない(単なる振替で、資金の増減ではない)。
流動負債の増加は資金調達なので、資金収支計算書には載らないことが多い。
貸借対照表は財務の状態を示し、資金収支計算書は資金の流れを示すから。
次期に繰り越される資金の増減を示すもので、純粋な資金収支を表す指標。
🐎 おさらい 🍎
カケル「貸借対照表と資金収支計算書の関係、めちゃくちゃスッキリしました!」
サクラ「それはよかった!理解が深まれば、財務諸表がもっと楽しくなるよ!」
カケル「今日はありがとうございました!スイーツ代は…先輩お願いします!」
サクラ「え!?まさかの負債増加!?(笑)」
財務諸表をマスターして、実務で活かそう!
高木会計事務所は、TKC全国会社会福祉法人経営研究会の会員です。
