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今年本厄の女がたった一人でフランス旅行した話 ④1日目後半:オペラ・ガルニエとその周辺

まずはガレット・ランチ

コンコルド広場で数分休憩したのち、まずはランチをすることに。フランスといえば大好きなガレットが食べたいなあと思い、検索して「Le P'tit Breton」という店を目指した。

途中で、「ピエール・エルメ」を発見!
私でも知ってるショコラティエである。

オペラ地区のピエール・エルメ

割と気軽に入れそうだったので中へ入ると、狭い店内に人が結構いた。
めちゃくそイケメンの店員さんがおそらく「試食できるよ」的なことを言ってきたので、ありがたくいただいた。

試食させてもらったチョコ

どうやら海藻が使われているらしく、店員さんはしきりに「NORI(海苔)」と言っていて、日本人の私なら喜ぶと思ったらしいんだけど、海苔の味は特にしなかったしなんか普通にチョコレートだったので、とりあえずこのチョコレートは無視することに。
ただ、こういう店で試食した手前、何も買わないわけには行かずと思い、とりあえずアーモンドチョコっぽい袋入りの一番安価なものを€12.5くらいで購入(立派に高級)。

てくてく歩いて、お目当てのクレープ屋さん「Le P'tit Breton」に到着。
店内は満席で、店員さんが「テラスでもいい?」と言ってきたので、うぃ、と言って外の席をチョイス。テラスと言っても屋根がないので普通に店の前のただの道なんやが。
メニューと睨み合いっこして、とりあえず単品のガレットとアップルジュースを頼むことに。

これは単品のメニュー、
平日のランチはコースもあるらしい

ここでもまたGoogle翻訳が最大の力を発揮し、8番のガレットが「卵、ハム、フレッシュトマト、フランス産エメンタールチーズ、フレッシュマッシュルーム」を使っていることがわかったのでそちらをチョイス。
オーダーしたのだが、そりゃあもう英語ができない私&おそらく別にそんなに英語が得意じゃない店員が、なぜか頑張って英語を使おうとするもんだから、より理解不能となった。
しかも私はなぜか「メルシー」とか「ウィ」とかちょいちょいフランス語を挟みたがるので(それがフランス人に対する礼儀だと思い込んでいる)それに釣られて店員が時たまフランス語を交えると、余計に訳がわからなくなり、混乱が混乱を呼んだ。
その様子をテラス席で街中の人に晒してるんだからたまったもんじゃないけど、かなりの時間を要しつつもなんとか注文はできた模様。
こういうときは出てくるまで正しくオーダーできたかわからないもんだ。

運ばれてきた正解のガレット

問題なく私の思った通りのガレットが出てきた。
見た目は地味だが、アツアツで、具が中にたっぷりで、これがまためちゃくちゃうまい。
日本で食べるガレットと何が違うんだろう……チーズが美味しいのかな。
しかしデカい。私結構食べる方なんだけど。コースってこれに甘いクレープがつくの?無理くない?
「甘いのどうですか?」と店員さんに聞かれたので、ガイドブックの簡単なフランス語一覧から「お腹いっぱいです」の言葉を指して店員さんに見せた。これがいっちゃん早いやん。

ふと見つけた眺望スポット

食事をし終わって、オペラ地区をうろうろすることにした。
さっきシャンゼリゼ通りにもあった「ギャラリー・ラファイエット」のオペラ店があり、見上げてみると屋上に人だかりが。
凱旋門に登れなかったので、何となく高いところに興味が湧き、これは行ってみたい!と店内へ入ると、ものすごく美しい吹き抜けが。
あまりにもパリらしい造りに感動のデパートだった。

すごく綺麗な百貨店の天井

えっちらおっちら7階までエスカレーターを上がっていくと、ルーフバルコニーに出られる階段があった。
屋上に到着。なかなかの眺望。

オペラ座と、奥にエッフェル塔がしっかり見える

ここ無料なんだ、と思うだけでテンションが上がる。
しかも百貨店内のトイレも無料で使えた。エスカレーターかエレベーターで登れるし。最高すぎる。
土曜だし人はそれなりに多かったが、ふと見つけたスポットだっただけにかなり得した気分だった。

15:00すぎ。ガルニエの予約をしてあったのが15:30だったので、そのままガルニエへ向かう。

いざ、パリ・オペラ座

これが憧れのパリオペ!

パリ・オペラ座には絶対行きたいと思っていて(元バレリーナとしては外せない)、日本にいるときからチケットを買っておいた。
正直、このパリ市内中心にあるオペラ座見学の日程を、到着したその日にしたのは大正解だったと思う。
本当はオペラ・バスティーユでパリ・オペラ座バレエ団の『眠れる森の美女』をやっていたのでそれが観たかったんだけど、さすが三大バレエ、人気演目すぎてパリに行くと決めたときにはもうチケット取れなかった。
でも、パリオペのロビーを見学できるんだったら、そりゃ行こうと思い、今回はGetYourGuideというサイトを通してチケットを買った。おそらく公式から買うより割高だけど(公式は€15、GetYourGuideからは2,416円だった)、日本語で予約できて、JCBカードも使えるのは有り難い。
おそらく私が日本人以外だったら、日本に旅行したとき、観劇のチケットが取れなくても歌舞伎座は行くであろう。演劇人というものはそういうもんである。
とにかく入口を目指しててくてく歩く。

途中に「関係者以外立ち入り禁止」とある入り口を見つける。ってことは楽屋口じゃない?
舞台業界人としてはこういうところを見つけるとかなりわくわくする。

おそらく楽屋口

その日の入場チケットは売り切れていて、どうしても入りたいのか真剣に必死の形相で交渉しているマダムたちを、警備員の人がしっかり止めていた。
その脇からバウチャーを見せてするりと入り抜ける私。予約しておいてよかった〜。

オペラ座の設計者、シャルル・ガルニエの像

わくわく。
手荷物検査のゲートがあり、それを抜けるとようやく中に入れる。
日本語の音声ガイドを借りようと思い受付に並んだが「ジャパニーズ・ガイド、プリーズ?」と言うと「ウィードントハブ・ジャパニーズ・ガイド」と言われてしまった。まじか。ガイドブックには日本語のもあるって書いてたのに。
ただ、進んでいくと看板に簡単なガイドが見られるQRコードがあった。それでJPN🇯🇵のコードを読み取って、ガイドマップをスマホに取り込み、いざ。

これぞオペラ・ガルニエの大階段

前日の飛行機の中でアマプラでダウンロードしておいた『オペラ座の怪人』を観たばかりなので、めちゃくちゃにテンションが上がっている。
そういえば私はニューヨーク研修のときも、ついたその足でTKTSに行って研修初日に『オペラ座の怪人』を観たのだ。

この日は上演演目の都合で客席内部は見学できなかったが、それでも十分に楽しめた。
一番感動したのは「グラン・ホワイエ」。幕間とかで社交の場になるらしい。

豪華絢爛すぎるグラン・ホワイエ

ヴェルサイユ宮殿の鏡の間を模して作られたという。
ため息が出るほど美しく、涙が出るほど感動した。

他にも鏡で囲まれた素敵な回廊や、図書館や、衣裳の展示、あのファントムの指定席である5番バルコニー席の扉(ちょっとだけ中を覗ける)などなど、色々テンションの上がるものを拝見できた。

とあるバルコニー席の窓から、
舞台上で何か稽古が行われているのが見えた
オペラ座の怪人が「空けておけ〜」って言う
5番バルコニー席の入り口
5番バルコニー席が少し覗ける

語彙力のない私は、スマホで動画を回しながら「やばいやばい」しか言っていなかったが、本当にやばかった。
迫力というか重厚感というか、何かを詳細に解説するには圧が邪魔してくるんだ。
ここで仕事していた人たちは、紛れもなく我々と同じ舞台の仕事をしていて、ここに集まる人たちは、紛れもなく我々と同じように舞台を愛する人たちだったんだと思うと、とにかくこの場に愛しか生まれない。

そしてここでアントワネットとフェルゼンとオスカルが出会ったんだよなと思ってそれもまた……(紛れもなくフィクション)

お土産屋さんを通って外に出る。お土産屋さんには『絢爛たるグランセーヌ』のフランス語版が置いてあった。こんなところで日本の漫画に出会えるとは。
私はバレエ漫画は『アラベスク』派だし、自分もおそらくワガノワ系のレッスンを受けていたはずなので、バレエにおいてはフランスよりロシアなイメージではある。ではあるが、様々な可愛らしいバレエグッズにときめかないわけがない。

かわいすぎ……

大満足である。自分用にお土産のマグネットを買えた(本当にマグネット集めが趣味なんです)。

モノプリの雑貨専門店

その日1番の感動を味わって、とりあえず目標を達成したので、オペラ地区で何か楽しそうなものはないかと検索して、一昨年開店したばかりの「モノプリ・メゾン」に行ってみることにした。
「モノプリ(MONOPRIX)」とは、いわゆる高級スーパー的なモノで、食品やら日用品を買い揃えられるパリでの定番マーケットだ。
ニューヨークでいうホール・フーズ・マーケット的な。
そのモノプリの雑貨専門店としてオープンしたのが「モノプリ・メゾン」ということらしい。

途中の道で見つけたおもちゃ屋さんに、ふらっと入る。ふらっとすぎて店名も覚えていない。なかなか日本のキャラクターものがたくさん置いてある。

たまごっち売っていた

奥の方に行くと私の大好きなサンリオのぬいぐるみコーナーがあった。なぜかキティちゃんはなかったが(版権問題か?)その店はマイメロとシナモンを推していて、大きなぬいぐるみが€24ほどだった。日本より安く感じた。

目的の「モノプリ・メゾン」に到着。

モノプリの雑貨専門店

中はとてもおしゃれな雑貨で溢れていて、何か買いたくてしょうがない気分にさせる。
とりあえずお決まりのバラマキ土産用のエコバッグを購入。それとレジにあったなんか可愛い扇子も妹たち用に購入した。
それから素敵なノートを買うか迷ったが、ふらふら店内を見ていて、ぞうのババールの可愛らしいフレーム入りのアートポスターがあったから、ついついそちらを買ってしまった。
ぞうのババール懐かしい。母が好きだったのか、実家に何冊か絵本があったんだよな。

エッフェル塔のふもとのババールのイラスト
ババールってフランスの絵本だったんだね

買い物を楽しんで、この日、凱旋門〜シャンゼリゼ通り〜コンコルド広場〜オペラ座と回ってへとへとな私は地下鉄でホテルに帰ることに。
オペラ座の最寄駅から地下鉄に乗り、ホテルの最寄駅「Bonne Nouvelle」へ。
地下鉄の出口を出たところで力尽きて、何か食べることにした。

パリにて最初のディナー

地下鉄出口目の前の「It Trattoria Bonne Nouvelle」というイタリア料理のフードコートのようなところだ。
口コミも全然見てないし美味しいのかもわからんがもうとんでもなく疲れ果てたのでとりあえず入る。
熟考するには糖分が足りん。
入り口を入ったらメニューを受け取り、レジで注文して支払いすると呼び出しベルが渡される。
セルフで水を汲んで席で待っているとベルがなったので、パスタのカウンターに取りに行く。
私はナスの入ったトマトソースらしきパスタを頼んだ。

初めて食べた変な形のパスタ

味は美味しかったが、時間が早めだったのと、昼のガレットも結構な量だったので全部食べきれなかった。
フランス人はいつもあんな大量の糖質を取っているのに太っている人があんまりいない気がする(ニューヨークでは結構いるなと思っていた)。

ホテルへ

お腹も満たされてホテル「メルキュール・パリ・オペラ・グラン・ブールヴァール」に到着。
預けていた荷物を受け取って、今日からここで4泊である。拠点を移動しないというのは私にとっては旅の極意のような気がする。

フロントで渡された日本語の説明書きのプリントには「私たちはあなたの言語を話すことができず申し訳ありません」と書いてあり、「こちらこそフランスまで来てフランス語どころか英語も話せず申し訳ありません」の気持ちだ。ありがたい。

部屋は308号室。角部屋のようなところで、吹き抜けに面したおしゃれなダブルルームだ。

シルクハットの照明がかわいいお部屋
ポットもあるのが嬉しい
バスルームもおしゃれで素敵

HISのカウンターで勧められたホテルを一旦保留にして、HISのサイトで自分で探して見つけたホテルだ。
良い感じだったので大満足。
前情報の通りアメニティの類は何もないが、前述のポット、ミネラルウォーター、私は海外使用可能なものを持参したがドライヤーもあった。
ただ、バスローブがない。パジャマ持ってきて正解だった。あとスリッパもない。ホテルのスリッパって日本文化?私は仕事で宿泊した日本国内のあらゆるホテルから使い捨てスリッパを必ず持ち帰るので、それをスーツケースに詰めてきたのは正解だった。

この日はここまで。
シャワーを浴びて夜11時には就寝した。
なんたって翌日は5時半起きである。

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