製造エリアに持ち込みNGのもの【製造オペレーターの工場現場リポート:第17回】
日刊薬業の音声配信『音で聴く日刊薬業』で、第7期の金曜パーソナリティを務めています。この記事では、私のコーナー「製造オペレーターの現場リポート」の内容をお届けします。
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今回のテーマは、製造エリアに持ち込みNGのものです。
製薬工場では、製品への異物混入を避けるため、現場への持ち込みが禁止されているものがあります。
もしかしたら、皆さんが工場見学などで製造現場を訪れる機会があるかもしれません。
ぜひ「工場見学に行くつもり」で読んでみてください。
① 金属類
時計やスマートフォンなどの電子機器、その他の金属製品は基本的に持ち込みNGです。
どこかに擦れたり、ぶつかったりしたときに、金属片が落ちる可能性があります。金属片が製品に入ってしまうと、異物混入になってしまいます。
そのため、製造担当者は結婚指輪も外して作業しています。
持ち込み物由来の異物を徹底的に排除する。それが製薬工場の現場なんです。
② お化粧
ファンデーションやアイメイクなどは、汗や摩擦で落ちる可能性があります。
もしそれが製品に入れば……異物混入になってしまいます。
そのため、製造エリアに入る際は化粧をしない、もしくは最小限にするというルールが設けられています。
③ ハンドクリーム
手に塗った成分が作業中に製品へ移る可能性があるため、ハンドクリームも基本的にNGです。
冬場でも、使う場合は製造エリアの外で使用し、成分を持ち込まないよう十分な配慮が必要になります。
④ 飲み物
製造エリアへの持ち込みがNGなのは当然。
私が勤める工場では、製造エリア外でも飲んでよいものが制限されています。
製造エリア手前の事務室などでは、水やお茶はOK。しかし、ジュース・炭酸飲料・コーヒーなどはNGです。
理由は、糖分が含まれているから。
もしこぼした場合、虫を発生させる恐れがあるためです。
工場見学のように一時的に立ち寄るだけなら、飲み物を持ち込まないので意識しないかもしれません。
ですが、毎日製造作業をしている私たちは、合間の水分補給もルール厳守でやっています。
異物混入を徹底的に排除する
今回は、製造エリアに持ち込みNGのものとして、
金属類
お化粧
ハンドクリーム
飲み物の制限
をご紹介しました。
製造エリアでは、「もしかしたら異物になるかもしれない」ものを徹底的に排除しています。
その積み重ねが、医薬品の品質を守っているんです。
以上、「製造オペレーターの工場現場リポート」。
今回は、製造エリアに持ち込みNGのものについてお話ししました。
