頭ではわかってるのに動けない。思考を止めて、身体の声を聞く。
その「動けない」は、身体からの緊急停止アラートかも
エネルギー切れでベットでうたた寝し目が覚めた瞬間。
内臓を上から鉛の板でズシンと潰されたような重たさを感じる。
別に熱があるわけじゃない。
どこかが痛いわけでもない。
でも、生きた心地がしない。
もし心当たりがあるなら、怠けているわけでも、能力が低いわけでもありません。
理性が「大丈夫だ、動け」と命令しても、身体の神経系が「ここは戦場だ、危険だ」と認識して、身体から強烈なアラートが出ている証拠です。
「思考」と「身体」が喧嘩していることに気づく
言葉や理屈で「執着を手放そう」とか「自分には能力がある」と言い聞かせても、苦しさが消えないことがあります。
それは、脳の表面的な層で納得しているだけに過ぎないからです。
頭ではアクセルを全開に踏んでいる。
でも、身体は恐怖を感じてブレーキをベタ踏みしている。
アクセルとブレーキを同時に踏めば、エンジンは焼き切れてしまいます。
思考と身体が乖離してしまっているんです。
頭と体が喧嘩をしている状態で、無理やり体を動かそうとすれば、パニック発作や無気力といった形で身体が反乱を起こすのは当然です。
さらに思考を深めようとしても、エンジンの熱が上がるだけで空回りしてしまいます。
まずは「今、身体が恐怖を感じているんだな」と認めてあげる必要があります。
誰かに勝つことを目指すよりも、過去の自分がどれほど傷ついていたかを受け止める。
「未完了の痛み」として、身体に残っている感覚に気づいてあげるほうが先決です。
解決しようとせず、ただ「実況中継」するだけでいい
暴走する思考を止めるには、身体感覚に集中するのが一番の近道です。
でも、パニックになっている時に冷静に言語化するのは難しいもの。
だから、解決しようとしなくて大丈夫です。
ただ事実を実況中継するように、客観視してみるだけで十分です。
「今、喉が渇いているな」
「胸が詰まっている感じがするな」
「呼吸が浅くなっているな」
そうやって身体の声を拾ってあげるだけで、思考の暴走は少しずつ収まっていきます。
帰りの電車で胸が詰まったら、一度だけ深い呼吸を挟んでみるのも効果的です。
ずっと向き合い続ける必要もありません。
苦痛や不快感に少しだけ触れてみる。
辛くなったら、散歩や趣味といった安心できる場所に戻る。
行ったり来たりを繰り返すことで、少しずつ安心感を覚えキャパは広がっていきます。
論理的な思考で解決しようとするのは、一旦諦めてみましょう。
悲鳴を上げている神経系の声に耳を傾ける。
それが、自分自身の主導権を取り戻すための、小さくて確実な第一歩になります。
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