やさしさを注ぐ夜に ──「一鞠 -hiMari-」と、わたしの夜 第二話
【第1章:会社でのモヤモヤ】
(昼。会議室。上司の言葉が飛ぶ)

上司
「……だからさ、美沙さん、もうちょっと柔軟に考えてよ。クライアントの意向、汲み取れてる?」
(周囲の視線が刺さる。無言で頷く美沙)
(会議後、休憩室)
遥
「美沙さん、さっきのプレゼン、私はよかったと思いますよ」

美沙
「ありがと。でも、結局伝わらなかったら意味ないから」

遥
「……そうですか?」
(遥は少し戸惑いながら、缶コーヒーを渡す)
遥
「飲んでください。疲れてるときは甘いやつです」

(受け取る美沙、少しだけ微笑むが、どこか浮かない表情)

