こだわりの自炊料理研究
今は後期高齢者になろうとしている年齢だが、幼い頃から外食でこれだと思える旨いものを食べると、つい自分で作りたくなる性分だった。それ故、ゴキブリ亭主ではなく、ゴキブリ小僧として台所に入るのが好きだった。
ある程度の年齢になると、美味しいものへのこだわりを自ら形にする機会が出てくる。大学で化学を専攻し下宿生活が始まると、その機会は増えたのだが、他にもやることが一杯で、しかも下宿の調理設備は貧弱そのもの。それでも、出汁巻き玉子はよく焼いていた。
家庭を持ってからは、一般的な調理設備が整い、色々試す機会が多くなった。レベルアップするための調理器具を買い足して、相応しい材料も調達してそれなりに腕も上がってきたものの、なかなか満足できるレベルには届かなかった。
プロはさすがの技術と専用の設備や調理器具を持っていて、いい食材も揃えているので美味しい料理を提供できる。でも、同じ人間、何とか近いものができるのではと思いつつも、そこには大きな壁があるのも事実だった。
そのうち、単身赴任という境遇が何度か訪れた。二度目の単身赴任時は調理設備があったものの使い勝手が悪く、三度目の時には会社の人事担当にお願いして一般家庭並みの調理設備があることを第一優先に住まいを選んでもらった。
この頃には、料理に関する情報量も格段に増え、「料理は化学」とのコンセプトで調理過程での材料の状態変化を化学的に説明するような解説も現れた。
確かに料理は化学であり、理論と知識が必要ではあるが、一方で経験と勘に加え感性も重要だ。だから、奥深いし、面白い。そして、取り組む時間も必要。
単身生活で時間がある時には、自由にトライできた。失敗した時にはテンションは下がるが、食べるのは自分なので誰にも迷惑は掛からない。
現在は退職し、しかも独り身となったので毎日料理を作っている。合計で12年以上の単身生活での経験が役立っている。
新しい情報も取り入れつつ、これまでの集大成を意識しながら、レシピーのポイントを確認するための実験を時々実施している。
このような取り組みをエンハンスしてくれるのが、noteの記事作成であり、これまでに投稿した記事を以下のマガジンにまとめた。
なお、タイトルの上に示した写真とマガジン内の各記事に掲載している写真は、全て筆者が撮影した。
