魂は土地に根ざす
インディアンは白人に殺される時
「こころは土地にうまれる 私たちを滅ぼす事は出来ない」
と言ったと言う。
ほんとうだった。
時が経ち その土地に生まれてきたアメリカ人の中に、そんな彼らの影をたくさん見る
60年代 土地自然に根ざしたコミューン、社会運動、アート、文化が花開いて
日本にも色々やってきた。
ヨーロッパからの流れとは違う 何か身近な匂いがしたのは
ひょっとしたら 同じモンゴロイド系の世界観のニュアンスを感じたのだろうか。
ニューメキシコのサンタフェ、タオスにインディアンの名残を感じに旅をした。35年くらい前だ。
見たものは 日干しレンガで出来たアドビスタイルの建築で魅せる町、インディアンの民芸品、アート、ファッション、関連の本、、
だけど インディアンはいない。よく見ると建築の大半は鉄筋コンクリートのアドビ風、
表にいるのはほぼ白人、…。これ、ほとんどディズニーランドではないのか。
ハリボテのテーマパーク「インディアン・ワールド」ってエリア名の。
元々はプエブロ族の居住地で、想像するに原野の中のオアシスのごとく、森に囲まれた美しい処だったのだろう。そしてその後 メキシコ領だった時は、スペイン風の白壁建築ともマッチして、さぞかし幻想的でロマンティックな風景で、 などと幻視してしまう。
本屋にあった昔のインディアンの勇姿が写った写真、精悍に引き締まった赤銅色の肌と、猛禽類のような光と智恵を持つ目、純粋感があり素晴らしい。実に「かっこいい」存在であった。
では 本物のインディアンは、というと… いた。
路上で布を敷いて、石とか布、アクセサリー等を売っている。
話を聞く。 これは被害者意識を持つ側の一面的な見方なのかもしれないけど、、
「耕作不適当な居留地に押し込まれ、仕事もなく、援助漬けで自堕落に。アルコール中毒、肥満が蔓延、希望がない…」と。
さらには
「居留地にウラン鉱脈が発見され、追い出されようとしている」とも。
「強欲な侵略者」たちとの戦いは いまだに続いているのだ。
白人の皮を被ってはいるが 自然を敬い つながってきた遥かなる先祖たちと共に、
がんばれ、 兄弟!
