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息子を本好きにさせた効果的実践

この記事を読んで得られること
1 なかなか本に気が向かない子が自ら本を読むようになる
2 読書感想文などの機会の受け身かつ単発の読書ややらされ感想文でなく、主体的かつ継続的な読書、学習習慣が身につく
3 親子で楽しく読書、学習に取り組めるようになる
4 最後に読書感想文の見本2本あり


「読書感想文が進まなくて、夏休みの終盤に親子でイライラバトルを繰り広げている……」

そんな経験を持つ親は多いはずだ。
どうせ書かせるのなら、やっつけ仕事で終わらせるのではなく、子どもが自ら前向きに取り組み、国語力や考える力を身につけるきっかけにしてほしい。それが2学期からの成績アップに繋がれば……と、親としての期待は膨らむばかりである。

しかし、現実的な最初の壁はこれだ。

「そもそも、子どもが本を読まない。何を読ませていいか分からない!」

そこで今回は、我が家で実践して効果抜群だった「本を読ませる3つの作戦」と、原稿用紙がスラスラ埋まる「魔法のテンプレート」を紹介する。

ステップ1:自然に本を読ませるための「3つの罠(作戦)」
無理やり本を押し付けても、子どもは絶対に読まない。大切なのは、親の「強制感」を隠しに隠し、子どもが自然と本を手にするように仕向けることだ。

作戦①:リビングに「無料冊子」を放置する
本屋へ行くと置いてある「夏のおすすめ本」といった無料の小冊子を活用する。もらってきた冊子を、リビングのテーブルなどに「さりげなく」置いておく。「そんなのあった?」というくらいの無造作さで放置するのがポイントだ。
親は決して「読みなさい」と言ってはいけない。子どもが自ら食いついてきたら「しめたもの」である。ちなみに我が家の息子は、この罠にまんまと引っかかり、自分で本を選んで購入した。

作戦②:おしゃれな図書館へ「旅行」に行く
少し足を伸ばして、大きくてお洒落な図書館へ出かけてみる。最近はどの都道府県にも、美術館が併設されていたり、カフェのようにお洒落で蔵書が豊富な図書館が増えている。
夏の時期なら「読書感想文コーナー」が設置されているだろうが、そこは完全にスルーして素通りする。なぜならここは、「宿題をするため」ではなく、あくまでお出かけとして連れてきているからだ。
子どもはそっちのけで、まずは親自身が「自分はこの本を読みたいんだよね」という態度でさっそく本に没頭する。これで強制感はさらになくなる。子どもが一人でうろつき、自然と本に興味を示したらしめたものだ。
ある程度読み進めたころを見計らい、カバンにこっそり忍ばせておいた「付箋」を差し出す(詳しくはステップ2へ)。付箋が貼り終わったら、これまたこっそり持ってきていた「筆箱」と「原稿用紙」を差し出し、「一緒に書こうか」と一言。これで宿題が終わり、お出かけもできて、まさに一石二鳥である。

我が家のおすすめの図書館はこちら


作戦③:最終兵器「国語の教科書」を使う
それでもどうしても本を読まない場合は、学校の教科書の出番だ。
まずは親が楽しそうに教科書を読む。子どもが不思議そうに「何してるの?」と聞いてきたら、一言こう言う。
「〇〇(物語の名)って、大人が読んでもめちゃくちゃおもしろいなぁ」
そこから一緒に「音読」で読み進める。ここでは音読が最大のポイントとなる。音読は「見る」「読む」「声に出す」「聞く」を瞬時に行う。つまり、インプットとアウトプットが同時に行われるため脳がフル回転する。昔から行われている最高の学習法なのだ。当然学校でも行われるが、家庭で親子で行う音読はまた格別の効果が期待できる。マンツーマンで互いの声が聞こえ、より脳が活性化されるのだ。我が家でもよく行い、息子はこれで「読むこと」が苦痛でなくなったという。
そして、これなら新しく本を買う必要もなく、2学期の予習・復習にもなって一石二鳥どころではない。

ステップ2:読書中の「3枚の付箋」メモ術
本が決まったら、子どもに「付箋を3枚だけ」渡す。このとき、付箋はそれぞれ違う色にしておくと効果的だ。子どもがノッてきたら、枚数を追加しても構わない。

読みながら、以下の3つの感情が動いたページに貼るように伝える。

ピンク:「ウケる!」(おもしろかったところ)

ブルー:「へぇ〜」(初めて知ったこと、なるほどと思ったところ)

イエロー:「えっ!?」(びっくりしたこと、納得いかないところ)

できれば、その付箋に「どうしてそう思ったか」をひと言だけでもメモさせておくのがポイントだ。この3枚の付箋が、あとで感想文を書くときの強力な武器になる。

ステップ3:原稿用紙が埋まる「魔法のテンプレート」
いざ原稿用紙に向かったら、以下の4つの箱(構成)に当てはめていくだけだ。ステップ2で貼った付箋のメモをここに当てはめていけば、あっという間に完成する。

【はじめ】この本を選んだ理由
表紙の絵が気になったから、といった些細なきっかけでも構わない。もし「普段の自分の生活で〇〇なことがあったから」というように、子どもの実際の体験談と本を選んだ理由が結びついていると、冒頭からグッと引き込まれる素晴らしい滑り出しになる。

【なか1】一番心に残った場面と、その時の自分の気持ち
ここでステップ2の「3枚の付箋」が大活躍する。付箋を貼ったページを見返して、その時書いた短いメモの言葉を少しふくらませるだけで、原稿用紙のメインパートがみるみる埋まっていく。
その際、3箇所すべてを書く必要はない。1箇所を集中的に書いてもよいのだ。むしろその方が書きやすく、思い入れのある文章が書けるだろう。

【なか2】もし自分だったらどうするか?
物語の主人公の行動と、自分自身の普段の行動を比べてみるパートだ。「自分だったらこうするな」と客観的に考えることは、子どもの思考力を深め、学校の「道徳」の学習にもつながる大切な要素である。叙述に基づく「国語」はもちろん大事だが、子どもにとって縛りがなく自由に想像を広げられるということは楽しいものである。そのため、実は一番書きやすいパートでもある。ここのボリュームを多めにするのが、作文を長く書くコツだ。

【おわり】この本を読んで、これからどうしたいか
本を読んだことで新しく気づいたことや、「明日から変えてみたい自分の行動」で締めくくる。ここはキャリア教育にもつながる重要なパートである。大げさに言えば、今後の自らの生き方、人生を考える貴重な機会であるので大事にしたい。最後は「これからは〇〇をがんばりたい」と前向きな決意で終わることで、先生の評価もグッと高まる綺麗な感想文が完成する。しかし、そもそも評価など気にする必要はない。それよりも「どんな自分になりたいか」を真剣に考えることこそが、今後の生き方や行動変容につながるのだ。

【購入者限定】そのまま使える!
読書感想文完成見本
1 小学校低・中学年向き『スイミー』
2 小学校高学年向き『かべのむこうになにがある』

ここからは、実際に原稿用紙にそのまま書ける(あるいは少しアレンジするだけで提出できる)
完成見本である。2本で小学校低・中・高学年すべて網羅している。子どもが書きやすいよう、本文は「です・ます調」で記述している。

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