『星屑レクイエム』#3つのお題に空想のひらめきを【第9回】
🍊第9回 3つのお題
🎈お題①:「冷蔵庫」
🐾お題②:「流れ星」
⏳お題③:「音楽室」
*以前投稿したことのある作なのですが、お題に合う気がしまして、、
少し手を加えて・・・再投稿させてください。
宜しくお願い致します。<(_ _)>~✨
*戦禍の街で
某国による攻撃は鮮烈を極め
街は破壊され人々は蹂躙された。
ぼくの街も、戦車とあらゆる武器と敵兵に包囲されて
逃げ場はなかった。
お父さんもお母さんも銃弾に倒れて亡くなった。。
街を守るための銃撃戦が続いていたけど・・・
それも静かになった。
ぼくは妹を連れて走って逃げて・・・・
一部、倒壊の免れた音楽大学の音楽室に隠れた。
ここには『ショパン国際ピアノ・コンクール』でも使われた
《スタインウェイ》が置いてある。
ピアノの才能のある妹が夢にまで見たピアノだ。
片隅に壊れた冷蔵庫があった。
誰かが一時期、ここで暮らしていたのだろうか・・・?
街の大きな建物は
見せしめのようにミサイル攻撃を受け続けている・・・・
爆撃の音が再び近付いてきた。
ぼくたちも きっと、あと僅かの命だろう。
ぼくはピアノの屋根と鍵盤蓋を開けた。
「いっぱい 頑張ったね。 もう・・・・
思いっきり弾いていいよ?!」
「・・・・ほんと?」
妹は笑顔を浮かべてピアノに向かった。
妹の指先は、ぼくも知っている曲・・・
『ピアノ協奏曲第一番』を弾きはじめた。
近付いてきている 爆撃音が気にならないくらい
その美しさは 際立っていた・・・・☆
ふいに曲調が変わった。
妹の その場で奏でられるオリジナルの調べ?!
妹の躍動する美しい指先から 迸る光が見えた。
一つひとつの音が 光の粒となって・・・空中に舞って 踊った☆
閉じられた 妹の未来への扉が開いて・・・・
無数の輝きは やがて星屑のように街を覆い始めた ☆☆☆☆
☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆
ふと気付いたら 地球が遠くに見える。
・・・ぼくと妹は宇宙にいた。
妹は まだピアノを弾いている。
ピアノが 宇宙用にオーダーされた船に見える・・・
そうだ! このままピアノと一緒に
宇宙をドライブしよう・・・・☆☆☆☆☆☆
夜空の星々の中に
際立って輝く 一筋の光が流れた ☆

《了》
*このお話はフィクションです。
#3つのお題に空想のひらめきを 【第9回】
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