『夢のように』赤トンボ #虹色創作部
*参加させて頂きます。宜しくお願い致します。<(_ _)>~✨

*夢のように
ときどき見る夢の中の・・・懐かしい景色
赤く染まった夕焼けの景色の中に 公園があって
ブランコに座ってる自分がいる
夢だったのか 本当のことだったかも 忘れているけど
綺麗な夕焼け空で 赤トンボがいっぱい飛んでいて・・・・
不意に押されたので 振り返ると お姉さんがいた
まだ子供だけど ・・・ボクよりは大きいお姉さん
「間違えちゃった? まだ、ここに来るのは早いよ?」
「・・・ここにいちゃ いけないの?」
「いつか来るかもだけど・・・まだ早いの 」
「そうなんだ・・・でも、ボクはここがすきだよ?」
「少しだけよ? 少しだけ・・・・ね 」
☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆
ピーポー ピーポー ピーポー ピーポー ・・・
・・・救急車? ・・・ こちらに向かってるのか?
回覧板を持ってきた近所の人が・・・知らせてくれたか・・・
迷惑かけちまったな・・・
余命を宣告されてから
病室を拒否して自宅療養に切り替えて
自分のことは自分で面倒みると意地を張ったが・・・
出来ることは知れている
家事を最小限に 安い買い物をして
その日を生き抜くことしかできない
身寄りのない立場では
最終連絡を救急車に頼むしかない
チャイムで応答がない場合にと
玄関に張り紙をしていたことで
回覧板の人が知らせてくれたのだろう・・・
どうやら・・・その時が来たようだ
それなりに長い人生だったし 色々あったが・・・
今更 思い残すこともない
後の手続きも病院には渡してある
最後に・・・ご迷惑おかけします・・・・・!
☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆
夕焼けが綺麗だ・・・・
赤トンボがいっぱい飛んでいる? 懐かしい景色だ
赤トンボは・・・・先祖の霊を連れてくるお使いだっけ? ・・・・ん?
俺も・・・・空を飛んでいる? 俺・・・・赤トンボ?!
古い・・・・懐かしい公園だ ブランコがあって・・・・あ?!
「・・・・やっと来たのね? 待ってたのよ?」
「俺・・・・いや ボク・・・・子供になってる?」
「うん。あの時・・・・みたいにね
今度は間違いじゃないから・・・私が 案内してあげる
もう少し・・・この景色を楽しみましょ? きれい・・・・☆」
ブランコに座った
赤トンボが 夕陽の中を遊んでる・・・・
赤トンボの唄が どこからか聴こえてきた
お姉さんが・・・・ボクの手をとった
夕陽がさらに
赤トンボ と ボクたちを
紅く染めて・・・・☆
《了》
*このお話はフィクションです。
