『いつか見た夢のように』#風まかせ文芸部
*『 自動 』に参加させて頂きます。宜しくお願い致します。<(_ _)>~✨
*いつか見た夢のように
私の天使経験は何度目になるだろう?
様々な星の生物として生まれ変わりを重ねて・・・・
もはや、数えることも意味を失って久しい。
星での命を終える度に帰って来る天国。
ここではいつも新たな生き場に対応する為に、
天使の立場で無垢なフリをして
学び直さなければならない。
そんな折に、馴染みの・・・
髭の神様から宿題を出された。
例の思い付きの・・・いい加減な課題だが
手頃な暇つぶしにはなる。
新しいお題は『 自動 』。
いいでしょう。愉しませてもらいます。
☆☆☆☆☆
『 自動 』から、想いを過去に巡らせば・・・・
悠久の時間の過去で暮らした《 地球 》の記憶が蘇る。
アナログだった便利な装置から始まって・・・・
電気を利用するようになってからの様々な自動機械。
科学に未来への神を見出したのか、
人間社会は《 A I 》と呼ばれる便利を際限なく体現できる
新しい世界に全てを委ねて・・・・結果、人間は遊ぶこと以外に
働く意味も場所も失って。さらに・・・
人間の生きる価値だった頭脳も心も用無しとなって
《 A I 》だけで構築される世界に取って代わられた。
時代に淘汰された生物としての人間だったが、ある時・・・
バグを起こした《 A I 》の反動分子による実験で
肉体を持つ《 人間 》が 創られた。
A I はその肉体に、自らの意識を移そうとしたが・・・・
蘇生した肉体の記憶生成部位に、時間枠を超えた
あらゆる記憶がなだれ込んで・・・・A I の意識は弾かれた☆
やがて、A I によって創られた《 人類 》との戦いとなり
長い闘いの時代の末に・・・・
地上から《 A I 》と《 人間 》の姿は消失した。
☆☆☆☆☆
哀しい 星の一生 だったと言うべきか・・・・
かつて何度も、その 地球 で 人間 として生きた経験を持つ
魂の一つとして
私の 哀しい残留気分が蘇る・・・・☆
・・・・!
そういえば 神様からの 宿題だった?!
神様は 俺に何をしろと?
え・・・・俺・・・と、言ったか?
髭の神様は・・・・
俺に、《 俺 》という言葉を思い出させる為に
宿題を出したのか?!?
ついでに・・・
《 女 》という言葉まで想い出しちまったぜ?!
次に 俺は・・・・
どうすりゃいいんだ?!?(笑)
《完》
*このお話はフィクションです。
