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レヴリフレンズ『星見山』112話|量子的物語③|知識,知能,知性

クモ
「知識,知能,知性などによって
世界の次元に差が出るとは
どういうことだ?」

ハクウン
「まず,
知識,知能,知性,それぞれについて
簡単に説明しますね」

サル
「カンタン…ね」

ハクウン
「まず知識」

「これは,
物事を"観測"するときの
視点を増やしてくれます」

クモ
「つまり,
知識が増えれば,
それだけ視点も増える
ということだな」

パンダ
「これは分かりやすいね」

サル
「要するにだ」

「知識があればあるほど,
いろんな角度から
物事を見れるってことだな」

ハクウン
「うーん」

「それは
少し違うかもしれません」

サル
「何だよ」

「もう脱落かよ」

ハクウン
「でも,
とてもいいアプローチになります」

「そこで大事なのが,
次の知能です」

アリ
「何や,
分かるような分からんような言葉やな」

ハクウン
「知能は,
知識による視点を
同時に観測できる数
に関わってきます」

クモ
「知能が高ければ,
同時観測可能視点数も増えて,
より高次元で観測できる
ということか」

アリ
「逆に,
知能が低ければ,
いくら知識があっても
高次元的観測は
できへんってことやな」

サル
「俺にも分かるように
説明してくれよ」

アリ
「スポーツの中継
想像してみ」

サル
「何のスポーツだよ?」

アリ
「野球でもサッカーでも
それ以外でも何でもええ」

「知識はカメラの台数や」

「カメラの数が増えるとどうなる?」

サル
「カメラが増えれば
いろんな角度から映せるから
リアルな中継になるぜ」

アリ
「ところが,
カメラマンが少なかったらどうなる?」

「たとえば,
カメラが10台あったとして,
カメラマンが
オレとクモだけやったとしたら?」

サル
「んなもん,
意味ねぇじゃねぇか」

「結局2台しか
回せねぇってことだろ?」

アリ
「そういうことや」

「このカメラマンの数が
知能の高さに当たるんや」

「そういうことやろ?」

ハクウン
「概ねそんなところですね」

クモ
「違うのか?」

ハクウン
「違うというより,
他にも知能の役割があって…」

「ただ,
本題とは,あまり関係ないので
ここでは触れないことにします」

サル
「次行こうぜ!次!」



ハクウン
「最後は知性ですね」

パンダ
「この言葉が,
一番掴みにくいかも…」

ハクウン
「知性は,
一言でいうと
判断を下す役目をしています」

サル
「判断?」

ハクウン
「知識や観測で得られた情報に対して
論理的,または感覚的に
評価を与え判断します」

パンダ
「評価」

ハクウン
「適正かどうかだけでなく,
その確からしさまで
評価するということですね」

サル
「確からしさ?」

ハクウン
「単に,適しているか否かを
分けるのではなく,
その可能性まで含めて
評価するということですね」

アリ
「同じ適正にも,
"間違いなく適正"や
"たぶん適正"みたいな差が
あるってことか?」

ハクウン
「そういうことですね」

「それは,推測する際に
非常に大切な指標になります」

「そして,
その知性の判断をもとに
知能が視点を選び直します」

アリ
「アングル調整するってことやな」

ハクウン
「それを瞬間的に繰り返すことで
物事を多視点から観測でき,
より解像度の高い認識になります」

パンダ
「ちょっと分かったような気がする」

ハクウン
「このように,
知識,知能,知性が
うまく機能することで
多角的な観測が実現できます」

クモ
「つまり,
多次元的な観測が可能になる
ということか」

アリ
「せやから,
それらが世界の次元を決める要素
って言えなくもないってことやな」

ハクウン
「そういうことですね」



フクロウ
「知識,知能,知性」

「これらの違いが
観測の質に差を生み」

「見えている世界にも
違いを生じさせる」

「つまり,それは」

「存在している世界の次元が違う」

「とも表現できる,
ということかのう」

レヴリフレンズ|知識,知能,知性

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