夜空の抒情詩
暑中お見舞い申し上げます。
昨夜は隅田川の花火大会でした。
「隅田川花火大会」は、江戸時代に八代将軍徳川吉宗が打ち上げた「両国川開きの花火」を起源とする日本最古の花火大会だそうです。
時代が変わっても「両国の川開き」という名称で継承され続け、昭和36年まで両国橋上流で行われていたといいます。
ただし、その後の高度成長の最中、繁華街での開催には危険が伴う上、交通事情の悪化等もあり、昭和37年以降は休止され、以降の開催は見送られてしまいました。
ようやく、昭和53年に「隅田川花火大会」と名を改め、隅田川で復活を遂げ、東京最大の花火大会となったのです。
そんな東京を象徴する花火大会も、コロナ禍の影響で、2019年以降は開催が不可能となり、2023年の夏、4年ぶりにスカイツリーの不死鳥の点灯メッセージと共に蘇り、以来、私は、毎年、少し離れたところから花火をそっと眺めています。

ド、ド、ドンと響く花火の音が心を躍らせ
あの空の果てまで飛んでいきたい。
そんな思いで空を見上げます。
夜空を彩る燃える花束は
まさに
光と音のページェント・・・
パンデミックや戦争
地球環境の変化に伴い
凶暴になり頻発しだした自然災害・・・
力も権力もなく、
ただ、抑圧され、耐えて来た庶民の心・・・
そんな、鬱積したひとりひとりの思いが
今、夜空に舞い上がり
羽を広げて飛び立ったような気がします。

皆、それぞれの思いで空を見上げ
花火に想いを託しているのでしょうか?
何故か
涙が溢れて止まりません。
そう、
今年は私にとっても大切な年だから・・・
固く、心に決めたんです。
刹那な愛に生きようと・・・
たとえ、限られた僅かな時間でも
ネットだけの繋がりだって構わない。
精いっぱい愛することは出来るから・・・

今宵は、少しだけお酒をいただき
ほろ酔い気分・・・
叶わぬ恋に想いを馳せて
うっかり
寝入ってしまったよう・・・
目覚めると
優しい吐息が聞こえます。
私の身体に指を這わせて
そうっと
耳元で囁くの・・・
「・・・・・」
それは、通りすがりの
風のいたずら・・・

裾はだけ
指を這わせる
夏座敷
華は開きて
夜空彩る

夜が更けると
私が花火をあげる番
美しく妖艶に
舞って、踊って
魅せてあげるわ
床に這い
高くかかげた
花立てに
揺らひて舞うは
恋の煌めき

揺らぐ炎の向こう
開いて魅せる私の花火
遠いアナタへ想いをのせて
艶やかに
淑やかに
咲いて乱れて
散るのです。
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