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「アビリティ 特殊能力を得た男」を見た(ネタバレあり)


はじめに

8年前公園で突如記憶を失った状態で目覚めたジョンという男性が、37カ国を理解するスキルを活かしながら、幸せな家庭を築いていたある日、ルーカスという男性が彼のもとを訪れたことをきっかけに自分の過去の記憶を探そうとするお話です。

上手い導入

過去の記憶を書き換える系の映画は、過去にも様々なパターンで採用されているテーマですが、この映画では序盤は記憶喪失として設定されているので、見ていて「ああ、またあのパターンね」ということにはならないので、ここは設定の組み込みが上手いなと思いました。

ジョンが言語のアビリティを持つ理由

話の中では、ジョンの他にも同じように記憶を失っていて、特殊なアビリティを持った人が登場します。彼らは、それぞれ、絵画、音楽、数学という分野において天才的なアビリティを持っているのですが、ジョンが37カ国の言葉のアビリティを持っているというのは、理由があって、これが話の中で上手く活かされているのがとても良かったと思いました(他のアビリティでは話が進まない)。

細かいこだわり

細かい点ですが、ジョンが刑務所にある人に面会にいくシーンがあるのですが、面会者の女性の手の頭部(手刀の部分)、首の横の部分にも細かい刺青が入っているのが非常に細工が細かいと思いました。女性はこのワンカットにしか登場しないので、そこまで凝る必要もないとも思えるのですが、細かく入れ墨を入れていたところに強い拘りを感じました。
個人的に細かい拘りは好きです。

話は一本道

映画では、ジョンが調査を続けていく中で、手掛かりが違和感なく提供されいくので、あまり無理やりな展開がなく、話に集中することができました。
一方で、現実にある幸せな生活をとるのか、過去の本当の自分を知るのか、という葛藤をもう一方の柱にしたかったからなのか、調査の部分についてはかなり一本道な展開になってしまっていて、盛り上がりに欠けるような印象でした。
また、前述のように細かいこだわりがあった反面、大企業のロゴがかなり最後の方で確認されたり(序盤にGoogleセンセイで検索という手もあったのでは?)、CEOに比較的簡単に会えてしまったりと、終盤に向けてはご都合主義的な流れになってしまっていたのが残念に思えました。

最後どうなったのかわからず

加えて、最終的にどうなったのか、今ひとつよくわからなかったです。
何らかの理由で、あの尺の中でまとめる必要があったのか、ああいう演出だったのかがよくわからないのですが、結果どうなったのでしょうか。イマイチ辻褄が合わない感じのエンディングがモヤモヤしました。


それではまた次回!

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