"26人枠"、"40人枠"、"40人枠外"
今回は26人枠、40人枠、40人枠外についてできるだけ、わかりやすくまとめてみました。
26人枠 (アクティブロースター)
🌟 26人枠とは?
MLB球団が 試合に出られる選手として登録できる人数(上限26人) のことで、メジャーリーガーと呼ばれる選手。
🔍 26人枠の基本ポイント
■メジャー最低年俸が支払われる
26人枠に入った日から、メジャーの日割り給与(約$740k/年)が入る。
■MLBサービスタイムが加算される
1日でも26人枠に入ればその日数がサービスタイムになる。これは、年俸調停、FA取得に関わる超重要要素。
※サービスタイムとは、、、
ロースターに在籍した日数を合計したもので、FA取得・年俸調停権取得などに直接関わる重要な制度。
シーズンは約187日あるが、172日ロースターにいると「1年」としてカウントされ、3年経過で年俸調停権取得。6年でFA権取得という仕組み。
■ダブルヘッダー時のみ27人目が追加可能
1試合ではなく同日に2試合ある場合、特例で 27人目 を追加できる。
■投手の人数に制限がある
最大13人まで投手を入れられる野手と投手のバランスを崩さないためのルール。
※二刀流ルールとは、、、
①投手としても登板する場合
⇒投手13名の制限にカウント(他投手は12名まで)
②投手として登板しない場合
⇒投手13名の制限にカウントされない
大谷翔平選手の影響で、2020年以降二刀流専用ルールを導入。
💔26人枠から外す ⇒ 40人枠
■オプションあり ⇒ 自由に降格できる
オプションとは、、、
選手には通常 3つのオプションイヤー(3シーズン分) があり、オプションが残っている選手は、そのシーズン中は何度でもマイナーに降格できる。
※オプション1年を使うと、その年は昇格・降格を自由に繰り返せる(回数の制限は、なし)
■オプションなし ⇒ ウェーバーオプションなしの選手を26人枠から外す → DFA(戦力外)扱い → ウェーバーに流れる
■ウェーバーの流れ
①他球団はそのまま獲得できる(40人ロースターに入れる必要あり)
↓
②誰もクレームしなければ、球団はマイナーに落とせる(アウトライト)
■その他
🔹"10日ルール" (野手)
降格した選手は 10日間は再昇格できない というルールがある。例外で、故障者の代わりダブルヘッダーの「27人目」などは10日以内でも再昇格可能。
🔹 "15日間ルール" (投手)
コンディション保護のため、降格すると最低15日間マイナーにいなければならない。
40人枠 (ロースター)
🌟40人枠とは?
基本的には“メジャーリーガー扱い”で、MLBの給与、待遇、保護ルールの対象になる。メジャー昇格(26人ロースター)できる権利を持ち、主にAAAでプレー。有望株や、ケガで長期離脱している選手などが在籍している。
■構成
40人枠にいる選手は、AAA・AA・A(ハイA・ロウA)・ルーキーリーグなどのさなざまなレベル。
■40人枠に入れるメリット
🔹毎年12月に行われるルール5ドラフトから将来性のある有望株を保護する(2025年の保護デッドラインは11月18日)。
※ルール5ドラフトとは、、、
主にプロスペクトを飼い殺し防止などを目的に行われる。40人枠に入っていない選手で一定数のマイナーに在籍する選手を、他球団が獲得できる仕組み。指名した球団は、その選手を1年間メジャー(26人枠)に置く義務があり、置けない場合は、元の球団に返さないといけない。ルール5ドラフトの対象から外すため、球団は40人枠に入れて保護する。
詳しくはこちら↓
🔹怪我人、ダブルヘッダーで投手が必要、パフォーマンスが良いので昇格させたい等の必要な時に選手をスムーズにメジャー昇格(26人枠入り)できる。
40人枠外だと「契約の追加」という手間と別の選手のDFAが必要。特にリリーフ、控え捕手が重宝される
🔹低コストで柔軟に運用できる戦力になる
💔40人枠から外す ⇒ 40人枠外
①DFA (NPBで戦力外に近い)
DFAすると球団は7日以内に以下を選択
🔹トレード
🔹ウェーバー
🔹アウトライト
🔹リリース
※負傷者リスト(IL)選手を40人枠から外すことは不可
②ウェーバー(全30球団が獲得可能)にかけらる
他球団に奪われる可能性がある(見返りなし)
③誰も取らなければマイナーに降格可能(=アウトライト)
■アウトライト拒否権
以下の対象者は「拒否権」あり
🔹3年以上のメジャーサービスタイム保持
🔹過去にアウトライトされたことがある選手
🔹一部のベテラン契約やマイナーFA資格が近い選手
拒否すると FAになれる。
つまり、球団はさらにリスクが大きい。
■60日IL
選手を"60日IL"に移すと40人枠から除外される。
DFAの対象にならない。
🔹メリット
空いた枠に別の選手を追加できる(プロスペクト保護、補強など)
🔹デメリット
60日間は絶対に復帰できない。
復帰する際は、また1枠必要になるため戻す前に誰かを DFA する可能性がある
🤔なぜ 60日IL だけ枠から外れる?
長期離脱の選手が枠を塞ぎ続けると球団運営ができなくなるため。
40人枠外
🌟40人枠外とは?
マイナー契約を結んでいる、マイナーリーグに所属する選手たち。
■マイナーリーグの階層(2025年現在)
🔹Triple-A (AAA) メジャー直下、昇格候補多数
🔹Double-A (AA) 将来のメジャー有力候補が多い
🔹High-A より経験豊富なマイナー選手
🔹Single-A / Low-A 若手の育成が中心
🔹Rookie その他独立Rookieリーグ 新人や国際選手の初期育成
Triple-A (AAA)の深掘りはこちら↓
■球団側のメリット
🔹枠を圧迫しない
🔹サービスタイムをコントロールできる
🔹オプションを消費しない
🔹年俸を抑えられる(コストが低い)
🔹運用の自由度が高い
■球団側のデメリット
🔹ルール5ドラフトで奪われる可能性
🔹昇格させたい時に “枠を空ける必要” がある
🔹選手の不満につながる場合がある
🔹他球団との競争に負けやすくなる(プロスペクト確保)
今回は以上になります。
