DFA・ウェーバー・アウトライト・オプション行使のあれこれ
今回はDFA(Designated for Assignment)についてのお話です。ご興味のある方は最後までお付き合いください。
現在進行系の契約内容についてはこちら↓
なかなか理解に苦しむ制度ですが、これをおさえることで今後のストーブリーグが、より一層面白さが増すと思います😋
⚾ DFA(Designated for Assignment)とは?
「40人ロースター(登録枠)」から選手を外す手続きのことです。
チームが誰かを40人枠に入れる必要があるとき
(新しい選手を獲得、契約、昇格など)、
代わりに誰かを外さないといけません。
そのときに取られるのが「DFA」です。
🕐 DFAになるとどうなる?
DFAされた選手は、最大7日以内にチームが次のいずれかを決めます(以前は10日間でした)。
① トレード
⇒他球団に交換要員としてトレードされる。
② ※ウェーバーにかける
⇒他球団が獲得できる状態にする。
他球団が指名すれば、その球団が契約を引き継ぐ。
どの球団も取らなければ → 「ウェーバー通過
※「ウェーバー順」にもルールがある
■シーズン中
同リーグ下位チーム → 反対リーグ下位チーム
■オフシーズン
前シーズンの全体成績が悪い順
③ ウェーバー通過後の処理
ウェーバーで誰にも取られなかった場合、
球団は次のどちらかを選べます👇
アウトライト:マイナーに降格(※一部拒否権)
リリース:完全に契約解除して放出
※アウトライト拒否権
マイナー降格時、選手がそれを拒否できる権利
① サービスタイム 5年以上
無条件で拒否可能(FA選択可)
② サービスタイム 3年以上だが5年未満
拒否可能だが、FAになると年俸放棄
③ 過去に一度アウトライト経験あり(3年未満可)
2回目以降のアウトライトを拒否してFAになれる
※サービスタイムとは、その選手がメジャーに在籍していた期間のことで、またメジャーの1シーズンの期間は180日前後ですが、172日メジャーに在籍すると1年と換算されます。
⚠️ DFA=解雇ではない
よく混同されるポイントとして、
DFAは「即クビ」ではなく、「今後どうするか保留にした状態」。
まだ「チームの所属」ではあり、7日以内に次の進路(トレード/ウェーバー/リリース/アウトライト)が決まるまでの中間処理です。
🧠 具体例:Tony Gonsolin(2025年11月)
Nov 06, 2025 - Designated for Assignment by Los Angeles (LAD)
ドジャースがゴンソリンを40人枠から外した。
今後1週間以内に:
トレードされる
ウェーバーで他球団に取られら
取られなければマイナー降格またはリリース
のいずれかが起こります。
サービスタイム5年以上のためアウトライト拒否可。
💬 まとめ図
DFA(40人枠から外す)
↓
チームは7日以内に選択:
├─ トレード
├─ ウェーバー
│ ↓
│ 指名 → 他球団へ移籍
│ 指名なし → ウェーバー通過
│ ↓
│ ├─ アウトライト(マイナー)
│ └─ リリース(放出)
↓
最終的にFAになる場合も多い
🤔シーズン中にマイナー選手と入れ替えたい時、DFAしているの?
全員がいちいちDFAされるわけではなく、「オプション」を行使できる選手なら、DFAせずに自由に入れ替えできます。
⚾️ オプションとは?
簡単に言うと:
チームが選手をメジャー(MLB/40人枠)からマイナー(AAAなど/40人枠外)に下げるときに使う権利。
この「下げられる権利」を持っている年を「オプション年」と呼びます。最大で3シーズン(=3オプション年)をマイナーとメジャーを行き来できます。
🔁 どういう意味か例で説明!
たとえば…
🧩 例:2025年の若手投手A
2025年に「40人ロースター」に登録されると、オプションが有効になる。
チームはその年、A投手を何回マイナーに下げてもOK!(上げ下げが何度あっても、その年に使うオプションは「1回」だけ。)
⇒ これを「オプションを使う」といいます。
⚠️ ただし3年経つと…
2025:1回目のオプション年
2026:2回目
2027:3回目
→ 3年経つとオプションが切れる(Out of Options)
すると…
その選手をマイナーに下げたいときは、もう「DFA → ウェーバー → アウトライト」しか方法がない。
💬まとめ
オプションがある選手 → すぐマイナーに下げられる(DFA不要)
オプションが切れた選手 → 下げるにはDFAが必要
ここまで見てきましたが、ややこしい制度ですね💦
ただこれは選手を守るための制度であって、飼い殺しを防いでるシステムなんですね🤔
