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🌾水田から🍇ブルーベリー畑へ

農業を続けるうえで、うちの規模では
「稲作だけでは経営が成り立たない」
という厳しい現実があります。  

米価は急激に上昇しましたが、
資材高騰、燃料費の上昇などが重なり、
稲作一本で家族を養うのは不可能です。

私自身、子供の時から親の手伝いをし、
稲作の経験は長いですが、
世代交代を前に、
このままでは農地を守れない
という危機感が強くなっていった。

そこで私は、米作りとともに、ブルーベリー栽培と農家カフェを決断しました。  

ブルーベリーは観光農園・加工品・直売・カフェなど多角化しやすく、6次産業化との相性が良い。
地域の人が集まる農家カフェの構想とも自然につながる。

だが、私の農地は、長年稲作に使われてきた典型的な水田です。
周囲は水田ばかりの環境で、夏場になると3日に1回は水が入る。  
これは稲作にとっては理想的ですが、ブルーベリーにとっては不向きです。

ブルーベリーは浅根性で、根が酸素を必要とします。  
つまり、
- 過湿 → 根腐れ  
- 排水不良 → 生育不良  
- 粘土質 → 根が張らない  
という状況になる。

水田のままでは、ブルーベリーは確実に育たない。  

そこで私は、水田を“ブルーベリー畑”に作り変える土壌改良に踏み切ったのです。

農林振興センターに相談

向かったのが県の県の農林振興センターです。  

ここではブルーベリー栽培技術、土壌改良の方法、品種選定、地植えかポットか、灌水管理など、専門的な指導を受けました。

特に印象的だったのは、  水田は粘土質で「水田土壌は“ゼロからつくる”つもりでやったほうがいい」  というアドバイスだった。

つまり、水田を畑に変えるのではなく、ブルーベリー専用の土を新しく作るという発想が必要だった。

さらに、地域のブルーベリー協会を紹介していただき、最新の栽培技術、品種の特徴、土壌改良の成功例・失敗例など、現場に根ざした情報を得ることができました。  

この出会いが、後の土壌改良の方向性を大きく左右しました。
ウッドチップ業者の紹介も頂けました。

農業委員会への相談

水田を畑に変えるには、農業委員会への相談が必要です。  

農地改良申請を出しますが、
周辺の水田所有者の同意が必須なのです。
一軒一軒、丁寧に説明し、理解を得るまでに時間をかけ同意を頂きました。  

農業は土地だけでなく“地域の関係性”の上に成り立っていることを痛感した。

盛土工事


■盛土

水田は水が入りやすいように、周囲より低いため、盛土は排水改善の“基礎工事”になります。

全体を数十センチ盛土し、中央を高くした“かまぼこ型”にしています。 
雨水が左右に流れ、根が過湿にならないように設計です。

ウッドチップを入れ、井戸を掘る

さらに、水田をブルーベリー畑に変える作業は、想像以上に大掛かりで、時間も費用もかかった。

■ウッドチップ投入

次に、ウッドチップを大量に投入しました。  

ブルーベリーは保水性があり、水はけがいい環境を好みます。

ウッドチップを入れることで、
- 通気性向上  
- 過湿防止  
- 長期的な有機物供給  
といった効果が得られる。

水田土壌の粘土質を改善するには、粗い有機物が欠かせない。  

ウッドチップはその役割を完璧に果たしてくれるでしょう。

ウッドチップ
ウッドチップを入れた畑

■井戸を掘る

さらに、安定した水源を確保するため井戸を掘ったりました。  
ブルーベリーは水はけを好むが、水も好き。 水田時代のように“勝手に水が来る”環境ではなくなったので、  井戸を掘る事にしました。

井戸掘り


約1年、費用は数百万円

土壌改良には約1年かかった。  
さらに、ウッドチップが馴染むまでには時間が必要です。
費用も数百万円かかった。  
盛土、ウッドチップ、井戸掘削、資材費……  
決して軽い投資ではないが、この投資を“未来への土台づくり”だと考えています。  

苗の準備

土壌改良の1年の間、私は苗の準備を進めていました。

ブルーベリーの苗

3月に苗植え予定
ここからが本当のスタート

そしていよいよ、3月に苗を植える予定です。

水田からブルーベリー畑への転換は、想像以上に大変だったが、
いよいよ、始まろうとしています。


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農民社労士 (KAWAGOE FARMERS) ありがとうございます!