見出し画像

「東京都知事選・8人の泡沫候補」泡沫候補は既成政党の候補者が決して言わない政策を大真面目に語るから面白い!

泡沫候補だから言えること

「EEZが広い日本は元々自然エネルギーの資源大国」「家電業が衰えたのは外因でなく家電リサイクル法が原因」「知る者のみ利益を得る補助金制度は全廃し、都民全員が潤う配当型のベーシックインカムを」「国有林には本来の植生であるブナや栗を植え、花粉症の人や野生動物を救おう」「ババ抜き型商品券で景気浮揚を」など聞いたこともない政策を語る泡沫候補達。

選挙改革だってユニーク

マリー・アントワネットの言葉として「パンがなければケーキを食べればいい」と言ったという逸話が残されています。これは本当に言ったのかどうかは実は分からないそうですが、言ったとしても庶民をからかったものではなく、上流階級の彼女に庶民の生活が分からなかっただけでしょう。

最近、日本でもそれに似た発言をして炎上した議員もいましたが、あまりにも議員と庶民の所得に格差があっては庶民が何に困っているのかなど分からないでしょう。

日本の地方議員の報酬は全国平均の月額が82万8千円なのだそうです。これでもフランスやドイツの地方議員報酬と比べると約4倍。大都市だと年収2000万超えの自治体もあるようです。一方で日本の基礎年金は社会保障費などを差し引くと月額5万円に満たず、(こちらはフランスやドイツの4分の1だそうです)議員報酬と庶民の所得(特に低額の年金生活者)がこれほど違えば、低所得者に寄り添った政策を考えるのは難しいのかもしれません。

もちろん日本の議員からは、「それでも政治活動費が足りない」という声はよく聞きます。では無報酬のロンドン市はともかくフランスやドイツの地方議員は、どうしてそんな低額報酬でやっていけるのでしょうか?

視察に行くなら観光地ではなくそういうところをしっかりと視てきて

着物を着ているのが堂谷の想像図

そこでこの小説に登場する堂谷は「議員定数を所得に分けて決めればどうか」と言い出します。日本人の中で年収1000万を超える人が5%程度であれば、その代表の議員も全体の5%。つまり定数100人の議会であれば5人が割り振られるというわけです。ところが、議員報酬はかってに変えられないと指摘されると、「いっそのことオークションにしてしまえ。月額報酬15万円、いないか、いないか、ハイ1人手が上がった、あと49人」などと言います。堂谷はまた「親から引き継いだ地盤があるのも不公平で良くない。いっそ、FIFAのように抽選で出馬できる場所を決めよう」などとも発言します。

この小説はコミカルに描いてはいますが、読まれた方に様々な問題を考えて欲しいと願っています。

「東京都知事選・8人の泡沫候補」6月3日、全国の書店・Amazon、楽天などの通販で発売されます。

本屋さんで見つけてね

いいなと思ったら応援しよう!

カツオシD ありがとうございます。けれど、私はあなたがサポートしようと思ってくださっただけで十分です。そのお気持ちに感謝いたします。