三十三間堂 夜間特別拝観
蓮華王院 三十三間堂
三十三間堂の正式名称は「蓮華王院三十三間堂」です。京都市東山区三十三間堂廻町にある天台宗の寺院です。平安時代末期、この場所には後白河法皇が離宮として建てた法住寺殿がありました。1165年、その広大な敷地の一角に、後白河上皇が平清盛に命じて建立させたのが蓮華王院本堂こと三十三間堂です。その後、火災により消失しますが、1266年に再建されました。

かつて広大な敷地を有していた法住寺殿跡には、後白河上皇の陵墓(後白河上皇法住寺陵)があります。さらに、ここは漫画「サザエさん」の原作者である長谷川町子さん菩提寺で、遺骨の一部が分骨されたとのこと。
今回が初開催
約800年の歴史がある三十三間堂の夜間拝観は、なんと今回が初開催とのことです。期間は、11月22日、23日、24日の3日間限定。特別拝観券は当日販売のみ。16:30から発売開始。開門は17:00。私が到着したのは16:00過ぎでしたが、既に東側に長蛇の列ができていました。

チケットを購入して境内に入ることができたのは17時15分過ぎ。丁度いい感じに日も暮れました。実は三十三間堂を拝観するのは今回が初でした。初拝観が日中ではなくて、約800年の歴史で初の試みとされる夜間特別拝観になるとは。
写真撮影は可能
三十三間堂は、それそのものが国宝指定されている建造物です。洛中(京都の中心部)では、大報恩寺(千本釈迦堂)に次いで二番目に古い建物だそうです。

本堂の東庭の障子は全開放され、普段は撮影不可の千手観音立像も夜間特別拝観時は撮影可能なのです。ご本尊である千手観音坐像と立像を合わせると1001体いらっしゃるとのこと。数年前まで、立像の一部は別の場所にいらっしゃったそうなのですが、2018年に戻って来られたみたいです。

本堂の周りの人だかりが凄かったので、本堂の中をやや遠目から望遠で撮影してみました。千手観音坐像の左右に500体の千手観音立像がいらっしゃるそうで、全て原寸大とのこと。圧倒されっぱなしです。繰り返しますが、普段は撮影不可だそうです。

写真の真ん中にご本尊様の千手観音坐像がいらっしゃいます。その正面の人だかりは異常で、近づくことはほぼ不可能でした。

中央部分が人でごった返していたのは、17:30から僧職による声明(しょうみょう)公演があったからでした。声明とは、僧侶がお経に節をつけて唱える声楽のことです。美しい歌声が響き渡り、千手観音像を照らす光と相まって、東庭全体が何とも言えない荘厳な雰囲気に包まれていました。

18時頃になると、開門と同時に入った人達は退出し始めました。本堂周りで人がいなくなる瞬間が増え、ようやく広角で撮ることが出来ました。バリアングル液晶を下に向け、両手でカメラをめいいっぱい上に持ち上げて、無我夢中でシャッターを切った写真。雰囲気を残せたらいいかな。
今回が初開催だった三十三間堂の夜間特別拝観。貴重な時間を過ごすことができて大満足でした。今度いつ開催されるか分からないとのこと。
