真剣に向き合えよ、芥川賞と
私の父は本を読むタイプの人間だ。
そんな父の必殺おトク技として、
「芥川賞発表後の文藝春秋を買って、単行本代を浮かせる」
というのを子供の頃に教わった。
今のところ真似していない。
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そもそもお得テクニックが成り立つには、芥川賞受賞作を毎回読んでいないといけない。
そして私は芥川賞をとった小説をほとんど読んだことがない。
私が読んだ最新の芥川受賞作は目取真俊の「水滴」である。
調べたら1997年受賞のようだ。
拓銀が廃業した年ではないか。
四半世紀なにをしていたのだ、俺は。
陵南戦でポカリの缶開けられなかった三井くんみたいな気持ちだ。
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芥川賞を読んだことのない私が無人島に持っていく本は、多分中島敦の「光と風と夢」である。
好きすぎて夢に出てくる。
この本めっちゃおもろいんすよと人に勧めている夢だ。
して、こないだ「光と風と夢」のWikipediaを読んでいたら、なんと芥川賞に落選したと書いてあった。
マジかよ、こんなすごい小説が落選するとは。
どんだけすごいんだ、芥川賞。
考えてみれば、この間「生きてゐる兵隊」を読み、ものすごすぎて唖然としたのだった。
作者の石川達三は芥川賞第一回受賞作家である。
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私も芥川賞に向き合う時が来たのである。
とりあえず、芥川龍之介を読もう。
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