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【ネタバレあり】期待していただけに物足りなさが残る…『豊臣兄弟!』第28話「急げ!秀吉」レビュー

第28話 主要キャスト一覧

羽柴小一郎長秀(豊臣秀長)仲野太賀

羽柴筑前守秀吉(豊臣秀吉)池松壮亮

織田信長 小栗旬

明智光秀 要潤

徳川家康 松下洸平

寧々 浜辺美波

慶(ちか) 吉岡里帆

お市 宮﨑あおい

斎藤利三 内藤剛志

柴田勝家 山口馬木也

『豊臣兄弟!』第28話「急げ!秀吉」あらすじ

本能寺の変で織田信長が明智光秀に討たれ、日本中が大混乱に陥ります。京にいた小一郎(仲野太賀)は、光秀の追手をかわしながら、備中で毛利軍と対峙する秀吉(池松壮亮)へ急報を送るとともに、各地の武将が明智方につかないよう奔走します。一方、信長の死を知った秀吉は深い悲しみと怒りを胸に秘めながらも、まずは毛利軍との和睦を成立させることを最優先に決断。そして、わずかな時間で軍勢をまとめ上げ、歴史に名高い「中国大返し」を開始します。

天下の行方を左右する大転換点を描いた第28話は、秀吉と小一郎の兄弟の絆、そして驚異的な行動力が際立つ、緊迫感あふれるエピソードとなりました。

『豊臣兄弟!』第28話レビュー 

最近はNetflixで配信が始まった『軍師官兵衛』のレビューも書いていることもあり、どうしても『豊臣兄弟!』と比べながら見てしまいます。もちろん主人公も作品のテーマも違うので、単純に比較するのはフェアではないと思っています。

それでも、第28話を見た率直な感想は、「かなり物足りない」の一言でした。

本能寺の変から中国大返しという、日本史でも屈指の緊張感を持つ場面を描いているにもかかわらず、全体的に軽い雰囲気が目立ち、シリアスな空気があまり伝わってきません。笑いを交えた作風を目指しているのでしょうが、この局面ではその演出が裏目に出ているように感じました。

特に気になったのは、信長の訃報を知った秀吉と柴田勝家の怒鳴り散らすだけの演技や小一郎が細川忠興のもとへ向かい、明智方に味方しないよう説得する場面です。明智も小一郎が京にいること知ってるのも……。ドラマとしての脚色は理解できますが、さすがに無理があり過ぎる展開でした。さらに、主君・織田信長を討った明智光秀を「救いたい」というような描写には違和感しかありませんでした。

そして何より、役者の演技です。

仲野太賀さんや池松壮亮さんが悪いということではありません。しかし、『軍師官兵衛』の岡田准一さんや松坂桃李さんが演じた重厚な人間ドラマと比べると、感情のぶつかり合いや人物の覚悟が伝わりにくく、官兵衛も家康も感情移入できませんでした。

『軍師官兵衛』では、本能寺の変が一人ひとりの人生を大きく揺さぶる出来事として描かれていました。一方、『豊臣兄弟!』はテンポの良さを重視しているせいか、歴史の重みが薄く感じられます。

今期は他に継続して見たいドラマが少ないので視聴は続けていますが、正直なところ回を追うごとに面白さは薄れてきています(今回のプロデューサー分かってないな)。歴史の大きな転換点を扱っているだけに、もう少し人物の葛藤や緊張感を丁寧に描いてほしいと思いました。

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