筍は“春の薬”。糸島と豊田で感じた、命をいただくということ
春になると、土の中から顔を出す筍。
つい昨日は愛知・豊田の友達から
『朝から筍堀に行って来た』
そして今日は福岡・糸島の友達から
美味しそうな筍料理がアップされていた
Instagramより
私の自宅の近くでも
朝堀の丹波の筍の下処理を全て済ませて
販売していた八百屋さんがあったが
閉店した
糠漬けも大量に作られていた
私の、台所仕事がひとつ減る
素敵な八百屋さんだった
ショック
そんな事を思い出しながら
同じ「筍」なのに、
土地が変わるだけで、
香りも、味も、少しずつ違う。
そんな体験をしながら、改めて感じたのは
「旬をいただく」ということは、
ただ食べることではない。
“命のタイミング”をいただくこと。
筍とは何か?ただの野菜じゃない
筍は「竹の子」と書く通り、
竹の赤ちゃんです。
しかもその成長スピードは驚異的で、
1日で1メートル近く伸びることもあるほど。
つまり私たちが食べている筍は、
“生命力が最も高まった瞬間”の植物
なのです。
このエネルギーをいただくことこそ、
昔の人が大切にしてきた「食養生」の本質です。
2026年・リアルな旬の現場から
2026年の春、実際に感じた旬のタイミング。
・福岡県 糸島 → 3月下旬〜4月中旬
・愛知県 豊田 → 4月上旬〜4月下旬
どちらも今、まさに最盛期。
ここで一番お伝えしたいのは
筍は“時間との勝負”の食材
掘りたての筍は甘く、えぐみが少ない。
だから さしみ『生』で食べられる
しかし時間が経つと、
・アク(えぐみ)が増える
・香りが落ちる
つまり、
「鮮度=美味しさそのもの」
なのです。
筍の栄養は“春のデトックス”
見た目はあっさりしていますが、
筍はとても機能的な食材です。
・食物繊維 → 腸を整える
・カリウム → 余分な水分を排出
・チロシン → やる気や集中力に関わる
冬の間に溜め込んだものを外へ出す。
まさに“春のリセット食材”
自然はちゃんと、
季節ごとに必要なものを用意してくれています。
筍と日本人の歴史
筍は古くから日本人に愛されてきました。
奈良時代の 万葉集 にも登場し、
平安時代には貴族の春のごちそう。
やがて江戸時代には、庶民の食卓にも広がります。
これは単なる食材ではなく、
「春の訪れをいただく文化」
日本人の感性そのものが、ここにあります。

一番美味しい食べ方はシンプル
筍は、手をかけすぎないことが一番のコツです。
おすすめは「若竹煮」
出汁の旨味と合わせることで、
筍の香りと甘みが引き立ちます。
ポイントは3つだけ。
・米ぬかで下茹でしてアク抜き
・切り方で食感を変える
(縦=シャキ、横=やわらか)
・シンプルな味付けにする
“引き算の料理”こそ、最高のごちそう
割烹の技も、実はここにあります。
筍から学ぶ、食の本質
筍を通して改めて感じること。
それは、
旬を知ること
素材を活かすこと
命をいただくこと
便利な時代だからこそ、
忘れがちな大切な感覚です
筍はただの春野菜ではなく、
命のエネルギー
季節のリズム
日本の食文化
そのすべてが詰まった食材です。
こうした「旬」や「素材の力」を知ることで、
毎日の食事は大きく変わります。
実は、だし・調味料・発酵を組み合わせることで、
家庭でも無理なくこの美味しさを再現することができます。
今、私が大切にお伝えしているのは、
👉 “特別な料理”ではなく、
日常の食事を整える力”
ご興味のある方は、
講座でも詳しくお伝えしていますので、
ぜひ一度のぞいてみてくださいね。
現在 公式LINE作成中
日本の台所の知恵|よしみ
(出汁・調味料・発酵の台所)
和食の基本が全部入ります。
このシリーズでは
日本の家庭に受け継がれてきた
**「台所の知恵」**を少しずつお届けしています。
旬の数珠繋ぎは
作業も有るし、大忙し
読んだいただきありがとうございます😊
